留め切り角度計算機の使い方
留め切り角度計算機は、「何度で切ればよいか」という木工やDIYの疑問に答えます。
- モードを選ぶ — 2本の部材で作るコーナーは「コーナー角」、正多角形の枠や箱は「正多角形」を選びます。
- 値を入力する — コーナー角モードではコーナーの合計角度(°)、正多角形モードでは辺の数(3以上の整数)を入力します。
- 結果を確認する — 1本あたりの切断角、モードに応じた合計/方向転換角、鋸刃の設定角を表示します。正多角形モードでは内角も表示します。
公式と理論 — 留め切り角度計算機
コーナー角モードの留め切り角度計算機は、次の関係を使います。
1本あたりの切断角 = θ / 2
鋸刃の設定角 = 90° - θ / 2
2本の接合に対応する角度 = 2 × 1本あたりの切断角 = θ
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| θ | 入力したコーナーの合計角度 |
| n | 正多角形モードで入力する辺の数 |
| 鋸刃の設定角 | マイターソーや角度切断用の鋸で設定する角度 |
正多角形モードでは、内角を 180° × (n - 2) / n、各頂点での方向転換角(外角)を 360° / n とします。1本あたりの切断角は 180° / n です。たとえば正六角形なら、内角は120°、方向転換角は60°、1本あたりの切断角は30°になります。
複合切断
傾斜した枠、クラウンモールディング、ホッパーボックスなどは、留め切り(マイター)とベベル(傾斜切り)の両方を設定する必要があります。この留め切り角度計算機が返すのは平面上のマイター成分だけで、複合ベベルの角度は計算しません。材料の厚み、取付面の傾斜、鋸の基準面を含めた専門資料を確認してください。
留め切り角度計算機の用途
- 額縁・鏡枠 — 額縁や鏡枠の四隅を留め切りする。
- 建具・内装の木工 — 巾木、廻り縁、クラウンモールディング、ケーシングを接合する。
- デッキ施工 — 障害物を避けるためにデッキ材を角度切断する。
- 正多角形の枠 — 六角形、八角形などの規則的な形の切断角を求める。
- 階段の墨出し — 階段側板や踏み板の接合部の角度を確認する。
- 学習・DIY — コーナーの合計角度と1本あたりの切断角の関係を学ぶ。
留め切り角度計算機は、マイターソーの設定に必要な角度の目安を示し、接合部のすき間を減らすのに役立ちます。実加工では、角度目盛りのゼロずれ、分度器や角度定規の読み取り誤差、墨線の太さ、鋸刃の切り代、材料の反り・ねじれ、固定不足、切断面の直角ずれが重なります。端材で試し切りし、角度定規で確認してから本材を切ると、測定・加工誤差を抑えられます。