不凍液計算機の使い方
不凍液計算機は、自動車の冷却システムに必要な冷却液原液と水の正確な配合比の計算を簡単にします。
- 計算モードを選択 — 全量排出・再充填(新規混合物用)または既存の冷却液を調整(現在の液体の凍結保護を高めたい場合)から選びます。
- システム容量を入力 — 冷却システムの総容量(車両の取扱説明書に記載)をリットル、ガロン、またはクォートで入力します。
- 目標濃度を選択 — 標準プリセット(例:-37 °C 保護の 50:50)を選ぶか、任意の濃度パーセンテージを入力します。
- 現在の濃度を入力(調整時) — 既存の液体を調整する場合、比重計または屈折計で測定した現在の濃度を入力します。
- 結果を確認 — 不凍液計算機は、必要な原液と水の正確な体積、または排出して純原液に置き換えるべき冷却液の正確な量を表示します。
計算式と原理 — 不凍液計算機
不凍液計算機は、体積濃度に基づく物質収支の式を適用します:
新規混合物の計算
不凍液の体積 (V_af) = 総容量 (V_total) × (目標濃度 / 100)
水の体積 (V_water) = 総容量 (V_total) - 不凍液の体積 (V_af)
冷却液の調整 / 補充の式
既存システムの一部混合液を排出し、100% 純原液で置き換えて濃度を高める場合:
V_replace = V_total × (C_target - C_current) / (100 - C_current)
| 変数 | 説明 |
|---|---|
V_total | 冷却システムの総容量(L、gal、qt) |
C_current | 現在測定した不凍液濃度 (%) |
C_target | 目標とする不凍液濃度 (%) |
V_replace | 排出して 100% 原液に置き換える古い冷却液の体積 |
濃度別の凍結点(エチレングリコール)
- 原液 33% / 水 67%: 約 -18 °C (0 °F) まで保護
- 原液 40% / 水 60%: 約 -25 °C (-13 °F) まで保護
- 原液 50% / 水 50%: 約 -37 °C (-34 °F) まで保護
- 原液 60% / 水 40%: 約 -52 °C (-62 °F) まで保護
不凍液計算機の活用シーン
- 冬季の準備 — 氷点下になる前に車両の冷却液濃度を確認・調整し、エンジンブロックの割れやラジエーターの損傷を防ぎます。
- 冷却システムのフラッシュ — 冷却液の全量交換・再充填を行う際に必要な原液と蒸留水の正確な体積を計算します。
- 商用フリート整備 — トラック、バス、トラクターや大容量冷却システムを持つ重機に必要な冷却液原液量を素早く計算します。
- 空調・太陽熱システム — 温水暖房ループや密閉型太陽熱システムのグリコール希釈比を決定します。