矢速計算機

アーチェリーの矢速を、飛行距離と時間から計算するか、IBO/ATA公称速度、ドローポンド、ドローレングス、矢重量、ストリングアクセサリーから概算します。

851.4K 利用回数 更新日 · 2026-05-06 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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矢速計算機の使い方

矢速計算機は、飛行距離と飛行時間から矢速を直接計算するか、弓のIBO/ATA公称速度、ドローポンド、ドローレングス、矢重量、ストリングアクセサリー重量から矢速を概算します。まず問題に合うモードを選び、入力欄に分かっている値を入力してください。単位セレクターのある項目は計算前に換算され、結果パネルには主な答えと換算値が表示されます。矢速計算機はブラウザ内だけで動作するため、1つの入力を変えながら結果の変化をすぐに比較できます。

直接計算モードでは、距離(m・ft・yard)と飛行時間(s)から v = d / t を求めます。この値は、距離を飛行時間で割った平均速度です。射出直後の初速そのものを測定するものでも、標的付近の終速を求めるものでもありません。推定モードでは、主にコンパウンドボウで使われるIBO/ATAの基準値(70 lb、30 in、350 gr)を基準に、実際のドローポンド、ドローレングス、矢重量、ストリングアクセサリー重量を補正します。和弓・弓道の弓具にこの推定式をそのまま適用することは想定していません。出力単位はfps、m/s、km/h、mphに対応します。

まずは教科書、データシート、クロノグラフなどの実測例から、単純な基準ケースを入力してください。結果の桁が妥当だと確認できたら、速度、質量、時間、距離などのうち1つだけを変えると、矢速計算機でどの入力が結果に強く影響するかを理解しやすくなります。入力が空欄だったり、正の値が必要な項目に0以下の値を入力したりした場合は、修正するまで結果は表示されません。

矢速計算機の公式と理論

矢速計算機で使う中心的な公式・ルールは次のとおりです。

直接計算: v = d / t
推定計算: 推定fps = 公称fps + ドローポンド補正 + ドローレングス補正
           − 矢重量ペナルティ − ストリングアクセサリーペナルティ

推定モードの実装上の補正は、公称fps + (実測ドローポンド − 公称ドローポンド) × 2 + (実測ドローレングス − 公称ドローレングス) × 10 − max(0, 矢重量 − 350) / 3 − ストリングアクセサリー重量 です。ドローポンドはlb、ドローレングスはin、矢とアクセサリーの重量はgrで入力します。350 grを超える矢重量だけがこの式の矢重量ペナルティに入り、最終的な推定fpsは0未満にならないよう処理されます。これは簡易的な比較式であり、特定の弓や矢の性能を保証する実験式ではありません。

直接計算では、距離をmに換算してから時間(s)で割り、結果を選択した単位に戻します。動能(運動エネルギー)はこのページの出力項目ではありません。動能には矢の質量と速度が必要ですが、直接計算には矢重量の入力がなく、推定モードの矢重量は速度補正にだけ使われます。そのため、この矢速計算機から動能や貫通性能を読み取らないでください。

仮定と限界

矢速計算機は、入力値が上記の簡易モデルに対応していると仮定します。距離、時間、速度、ドローポンド、ドローレングス、矢重量など、正でなければならない項目は0より大きくする必要があります。発射角、重力による落下、空気密度、空気抵抗係数、矢の断面積・形状、羽根や姿勢の変化、風は入力にも計算にも含まれません。したがって、空気抵抗による飛行中の減速、標的到達時の終速、軌道、飛行時間の自動予測は行いません。直接モードの飛行時間はユーザーが入力する既知の値であり、推定モードは飛行時間を計算しません。結果は学習、比較、シミュレーション用の概算であって、実射の初速・終速、装備性能、安全性を保証するものではありません。

矢速計算機の使用例

矢速計算機は、ブラウザで素早く確認でき、計算過程を説明しやすい場面で役立ちます。主な用途は次のとおりです。

  • 物理の学習v = d / t の代入や単位換算を確認し、速度の概算を理解する。
  • アーチェリーの弓具比較 — IBO/ATA公称速度、ドローポンド、ドローレングス、矢重量を変え、アロースピードの傾向を比べる。
  • シミュレーションの初期値 — ゲーム、映像効果、教材などで、矢の速度に関する初期パラメーターを作る。
  • 単位換算 — 計算結果をfps、m/s、km/h、mphのいずれかに換算する。

矢速計算機は、考えるための出発点として利用してください。アーチェリー、弓道、和弓、屋外射場、弓具の選定など、安全に関わる用途では、クロノグラフによる実測、メーカー資料、射場のルール、経験のある指導者や専門家の確認を併用してください。

矢速計算機についてのよくある質問

矢速計算機の結果はどのくらい正確ですか?

矢速計算機はページに示した理想化された式に従います。精度は入力値、単位の選択、実際の射撃条件とモデルの仮定がどの程度一致するかに左右されます。

矢速計算機はいつ使うべきですか?

パラメーターの比較、物理の授業や課題の確認、工学的な初期見積もり、技術メモ、概念的なシミュレーションに使えます。

入力したデータは保存されますか?

いいえ。すべての計算はブラウザ内で行われ、データがサーバーへ送信されることはありません。

この計算機で実測試験や安全確認を代替できますか?

いいえ。学習と初期見積もりを目的としたツールです。実際の用途では、実測値、基準・規格、メーカー情報、専門家の判断を組み合わせてください。