天文単位計算機の使い方
天文単位計算機 は、天文単位(AU)の距離をほかの長さの単位へ変換するためのシンプルなツールです。正の数値を入力し、変換元と変換先を選ぶと、AU、キロメートル(km)、メートル(m)、マイル(mi)、光年(ly)、パーセク(pc)の任意の組み合わせを相互変換できます。たとえば、1 AUをkmに換算したり、光年やパーセクで表された距離をAUに戻したりできます。
結果欄には変換後の値に加えて、入力距離をAUで表した値、基準値「1 AU = 149,597,870.7 km」、および「変換元 → m → 変換先」という計算経路が表示されます。入力が空欄、0、負の数、または数値として解釈できない場合は結果を表示しません。計算はブラウザ内で行われるため、値を繰り返し変更しながら確認できます。
天文単位計算機の公式と理論
天文単位計算機 の換算は、次の式で行います。
換算後の値 = 入力値 × 変換元のメートル換算値 ÷ 変換先のメートル換算値
1 AU = 149,597,870,700 m = 149,597,870.7 km
IAU(国際天文学連合)の2012年決議B2では、天文単位を正確に149,597,870,700 mとする定義が採択されています。これは地球と太陽の平均距離にほぼ相当する長さの単位であり、時間の単位ではありません。ページの換算では、1 km = 1,000 m、1 mi = 1,609.344 m、1 ly = 9,460,730,472,580,800 m、1 pc = 30,856,775,814,913,673 mの固定値を使います。
光年(ly)は光が1年間に進む距離で、年や秒のような時間単位ではありません。パーセク(pc)は年周視差が1秒角になる距離で、AUを基準に定義される別の距離単位です。したがって、AU・光年・パーセクは同じ「距離」を異なる天文学的スケールで表すものであり、この計算機は光の到達時間、軌道周期、速度、年数や秒数への換算は行いません。
結果の表示は、絶対値が1,000,000以上、または0.001未満のときに科学的記数法(toExponential(6))を使い、それ以外では小数点以下最大8桁の数値形式を使います。これは読みやすさのための表示規則であり、入力や定数の観測精度を増やすものではありません。
天文単位計算機の使用例
天文単位計算機 は、太陽系内の距離をAUとkmで比較したいとき、恒星間距離を光年やパーセクからAUに直したいとき、または単位換算の式を学習・検算したいときに役立ちます。天文学の授業やレポートで、1 AUが約1億5,000万kmであること、1光年がAUよりはるかに大きい距離であること、1パーセクが約3.26光年に相当することを確認する用途にも向いています。
利用できるのは長さの単位換算だけです。天体の実際の位置、軌道要素、観測誤差、宇宙膨張を計算するものではなく、光年という名前から光の所要時間を求めることもできません。実測値や天体暦と比較する場合は、対象の定義、時刻系、観測条件も別途確認してください。