バーヴァ・チャリット・チャート計算機の使い方
バーヴァ・チャリット・チャート計算機は、4つの入力項目からヴェーダ占星術のハウス配置図を作成します。
- 出生年月日と出生時刻を入力 — 生年月日と現地での出生時刻を、できる限り正確に入力してください。15分の違いでも、ラグナが数度ずれることがあります。
- 緯度と経度を入力 — 出生地の地理座標を入力します。たとえばニューデリーは、およそ北緯28.6139°、東経77.2090°です。南半球の緯度は負の値、グリニッジより西の経度も負の値で入力します。
- アヤナーンシャを選択 — トロピカル方式の位置をサイデリアル方式の位置へ変換する際の歳差補正値、アヤナーンシャを選びます。ヴェーダ占星術の多くの用途にはラヒリが推奨されます。
- 結果を確認 — バーヴァ・チャリット・チャート計算機には、ラグナの星座と度数、12ハウスの開始・終了度数と各バーヴァ内の惑星、さらにラーシチャートとバーヴァ・チャリットの比較が表示され、ハウスが変わった惑星を確認できます。
ハウス表では、惑星が入っているハウスが強調表示されるため、どのバーヴァに惑星があるかをひと目で確認できます。
計算式と理論 — バーヴァ・チャリット・チャート計算機
バーヴァ・チャリット・チャート計算機は、次の順序で計算します。
ユリウス日(JD)= f(出生年月日、出生時刻)
グリニッジ平均恒星時(GMST、°)= 280.46 + 360.985647 × (JD − 2451545.0) + 補正
地方恒星時(LST、°)= GMST + 出生地の経度
トロピカル・アセンダント(°)= atan2(cos(LST), −(sin(LST)·cos(ε) + tan(φ)·sin(ε)))
サイデリアル・アセンダント(°)= トロピカル・アセンダント − アヤナーンシャ
第1バーヴァ開始点(°)= サイデリアル・アセンダント − 15°
第Nバーヴァ開始点(°)= 第1バーヴァ開始点 + (N − 1) × 30°
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| JD | ユリウス日数 |
| GMST | グリニッジ平均恒星時 |
| LST | 地方恒星時 |
| ε | 黄道傾斜角(約23.44°) |
| φ | 出生地の地理緯度 |
| Ayanamsa | 歳差補正値(ラヒリは2026年に約24.13°) |
ラーシとバーヴァ・チャリットのハウス配置
ラーシチャートでは、ハウス番号 = (惑星の星座 − ラグナの星座 + 12)mod 12 + 1 となります。バーヴァ・チャリット・チャート計算機で使うバーヴァ方式では、各バーヴァはラグナを中心とする30°の弧であり、ハウスの境界はラグナの±15°にあります。たとえば、ある星座の28°にある惑星は、ラグナがその星座の初期度数にある場合、バーヴァ・チャリットでは前のハウスに入ることがあります。
前提条件と限界
バーヴァ・チャリット・チャート計算機は、学習目的の探索に適した簡略化された平均黄経の式を使用します。正確なジョーティッシュ用ソフトでは、完全なVSOP87またはスイス・エフェメリスのデータを使用します。出生時刻は±1分以内の精度が推奨され、出生時刻や出生地の座標の誤差はラグナをずらします。
バーヴァ・チャリット・チャート計算機の活用例
バーヴァ・チャリット・チャート計算機は、次のような場面で役立ちます。
- 出生図の分析 — 星座上の配置だけでなく、各惑星がハウスの影響という観点で実際にどこに位置するかを把握します。
- ジョーティッシュの学習 — ヴェーダ占星術を学ぶ人が、ラーシとバーヴァ・チャリットのハウス方式の実際の違いを確認できます。
- カスプ付近の惑星の確認 — ラーシチャートで惑星がハウス境界の近くにある場合、現在のハウスと隣接ハウスのどちらに機能的に属するかを確認できます。
- 出生図の比較研究 — 上級の実践者がラーシとバーヴァ・チャリットの配置を比較し、仕事、人間関係、健康など特定の人生領域に関する予測を洗練させます。
- 出生時刻のレクティフィケーション — 既知の人生上の出来事がバーヴァ・チャリットの配置と一致するかを確認し、不確かな出生時刻を占星術師が絞り込む際に役立てます。