ボルトサークル計算機の使い方
ボルトサークル計算機は、すぐに使えるボルト穴位置の一覧を作成します。
- 単位を選択 — mm または inch を選びます。
- PCD(ピッチ円直径)を入力 — ボルト穴の中心を通る仮想円の直径です。PCD が不明な場合は、隣接する穴中心間の距離を s として測り、PCD = s / sin(π / n) で求めてから入力します。
- ボルト本数と開始角を入力 — 必要に応じて中心 X / Y 座標も指定します。
- 結果を確認 — 各ボルト穴の X / Y 座標と、隣接穴間の弦長を一覧で確認できます。
公式と理論 — ボルトサークル計算機
ボルトサークル計算機は、極座標を直交座標へ変換して穴位置を求めます。
θ_i = start + 360° × i / n
x_i = cx + R × cos(θ_i)
y_i = cy + R × sin(θ_i)
弦長 = 2 × R × sin(π / n)
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| R | ピッチ円半径(PCD / 2) |
| n | ボルト穴数 |
| start | 最初のボルト穴の開始角 |
| cx, cy | ボルトサークルの中心座標 |
| 弦長 | 隣接するボルト穴中心間の距離 |
ボルト穴位置の許容差
計算上正しいボルトサークルでも、加工後の検査は必要です。実測した穴パターンは真位置度計算機と組み合わせて確認してください。
ボルトサークル計算機の用途
- ホイール・ハブ設計 — 自動車やトレーラーのホイール PCD、ボルト本数、取付穴配置を検討します。
- フランジ加工 — 配管フランジやガスケットのボルト穴パターンを作成します。
- 回転機器 — モーター取付穴、エンコーダー用ボルト、ブレーキディスクの穴位置を決めます。
- CNC プログラミング — 座標をポストプロセッサや DXF にそのまま転記できます。
- 教育 — 実際の機械設計例で極座標を説明できます。
- 検査 — 実測した穴パターンと設計上の公称値を照合できます。
正確な穴位置一覧があれば、けがきや加工のミスを減らせます。ボルトサークル計算機は、そのための座標をすばやく算出します。