セグメントボウル計算機の使い方
セグメントボウル計算機は、木工旋盤作品やセグメント工芸におけるリング寸法から、切り出しに必要な台形セグメントのカット仕様を算出するツールです。
- 単位を選択 — mm(ミリメートル)または inch(インチ)を選択します。
- リングの外径・厚み・セグメント数を入力 — 作成したいリングごとに設定します。
- 計算結果を確認 — 片側のマイター角度(留め切り角)、外辺長、内辺長、必要な板幅、リング1つあたりの必要材長が算出されます。
計算式と理論 — セグメントボウル計算
セグメントボウル計算は、正多角形の幾何学原理に基づいています。
マイター切断角度 = 180° / n
外辺の長さ = OD × tan(π / n)
内辺の長さ = ID × tan(π / n)
スライド丸ノコ角度 = 90° - (180° / n) (90°基準の設定角)
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| OD | リングの外径(Outside Diameter) |
| ID | リングの内径(Inside Diameter) |
| n | 1リングあたりのセグメント数 |
外辺および内辺の長さは、直径に接する(または内接する)正多角形の各辺の長さに対応します。
リングの積み重ね(スタッキング)
複数のセグメントリングを上下に接着して積み重ねることで、ボウルや花器の立体壁面を形成します。リングごとに外径や内径を変化させつつ、セグメント数を統一することで、滑らかな曲面と美しい木目模様を作ることができます。
セグメントボウル計算機の活用シーン
- 木工旋盤(ウッドターニング) — 積層ボウルや器、壺などの木工作品のセグメント寸法計画。
- 装飾リング・象嵌細工 — ペンブランク、ジュエリーボックス、寄木細工のリング切り出し。
- ターンテーブル・丸盆基材 — 多角形をベースにした木製プレートのレイアウト設計。
- 幾何学・木工教育 — クラフトを通じて正多角形や三角関数の応用を学ぶ教材。
- デザインの試作・寸法確認 — 木材を粗切りする前に実現可能な形状か迅速にチェック。
- 歩留まり・歩増しの積算 — 理論上の合計長さを集計し、必要な木材ボードの購入量を計画。
セグメントボウル計算機を活用して面倒な角度計算を自動化し、精密な木工細工と作品づくりに集中しましょう。