車の重心位置計算機は、コーナーウエイト(4輪それぞれの重量)や前後軸重、ホイールベース、トレッド幅といった測定値から、車両の重心(CG)位置(前軸からの距離)および前後重量配分・左右重量配分を即座に計算するオンラインツールです。
車の重心位置計算機の使い方
- 重量データの入力 — 前輪軸重・後輪軸重、または左右コーナーウエイト(4輪の重量)を入力します。
- 寸法データの入力 — 車両のホイールベース(前後軸間距離)およびトレッド幅(左右輪間距離)を入力し、適切な単位(mm、cm、m、inなど)を選択します。
- 計算結果の確認 — 入力後、前軸からの重心距離、前後および左右の重量配分パーセンテージ、重心の左右偏位量が自動算出されます。
入力値に不整合がある場合(例:前軸重と後軸重の合計が総重量と一致しない場合)は、警告メッセージが表示されるため、データのチェックにも役立ちます。
公式と理論 — 車の重心位置計算機
車両の前後方向における重心(Center of Gravity: CG)位置は、前後軸重の静的バランスとホイールベースから以下の基本公式によって求められます。
前軸からの重心距離 = (後軸重 × ホイールベース) / 総重量
同様に、左右の重心位置偏位(トレッド幅方向)は次のように計算されます。
左右重量配分比率(左) = (左側重量 / 総重量) × 100 (%)
車両運動性能において、前後重量配分(例:50:50や60:40)および重心位置は、コーナリング時のステア特性(アンダーステア/オーバーステア)、加減速時の荷重移動、ブレーキ性能に大きな影響を与えます。
車の重心位置計算機の活用例
- モータースポーツ・セッティング — レース車両やサーキット仕様車のコーナーウエイト測定結果から、理想的な前後・左右重量バランスを調整。
- 車両カスタム・チューニング — エンジン換装やバッテリー移設、軽量化パーツ導入に伴う重心位置の変化をシミュレーション。
- 自動車工学・物理教材 — 剛体物理学や自動車工学の課題における静的荷重分布と重心計算の検算・学習ツールとして活用。