コンフリクトスタイル診断の使い方
コンフリクトスタイル診断は、10個のシナリオ質問を通して、あなたの対立・葛藤への対応パターン(競争、協調、妥協、回避、受容)の傾向を分析します。
以下の手順で診断を行ってください:
- 質問への回答入力 - 各シチュエーションに対し、「理想的な行動」ではなく「実際の自分の行動」に最も近い選択肢を選びます。
- 回答のポイント - プレッシャー下で自分がとりがちなリアルな反応を選択することで、より正確な傾向が得られます。
- 診断結果の確認と解釈 - 主要なスタイル、強み、注意点、次のステップ、および5つのスタイルの比率グラフを確認します。バランス型のプロファイルは柔軟性を示し、特定のスタイルが突出すればそれがあなたの基本パターンとなります。
計算式と理論背景 - コンフリクトスタイル診断
コンフリクトスタイル診断では、以下の基本ルールを採用しています:
スタイルスコア = 該当スタイルに一致した選択肢の数 / 全質問数(10) × 100
メインスタイル = スコアが最も高いスタイル
この診断ツールは、組織行動学や心理学で広く用いられる「トーマス・キルマン(Thomas-Kilmann)の葛藤対処モデル」から着想を得ています。回答ごとに、競争(Competing)、協調(Collaborating)、妥協(Compromising)、回避(Avoiding)、受容(Accommodating)のいずれかにポイントが加算されます。
本ツールは公式な臨床心理テストではありませんが、対立や緊張が生じた際のコミュニケーションスタイルの癖を可視化し、チームやパートナーとの議論に役立てることを目的としています。
5つの葛藤対処スタイルの特徴
- 競争(Competing) - 成果、境界線の主張、迅速な決断を優先。緊急時や譲れない原則がある場合に有効。
- 協調(Collaborating) - 双方の根本的なニーズの解決を優先。長期的な信頼関係の構築や複雑な問題の合意形成に有効。
- 妥協(Compromising) - 実用的な中間案の模索を優先。時間が限られており、互いに一部譲歩できる場合に有効。
- 回避(Avoiding) - 冷却期間の確保や一時停止を優先。情報不足、感情的な高ぶり、不毛な議論を避ける際に有効。
- 受容(Accommodating) - 人間関係の維持や相手への配慮を優先。相手にとってテーマの重要度が高い場合や関係性を保護したい場合に有効。
1つのスタイルが非常に高い場合は、それがあなたのデフォルトの行動パターンです。5つのスコアがバランスよく分散している場合は、状況・相手・時間のゆとり・リスクに応じてスタイルを柔軟に切り替えられていることを意味します。
コンフリクトスタイル診断の活用シーン
コンフリクトスタイル診断は、特に以下のようなシーンで効果的に活用できます:
- チームビルディングや対立管理(コンフリクトマネジメント)のワークショップ。
- 難易度の高い話し合いや交渉ごとの前の事前整理・自己分析。
- 個人を責めずに、チーム内のコミュニケーションスタイルの違いを議論するマネジメントツールとして。
- リーダーシップ研修やコミュニケーション研修における学習ツール。
- パートナー、同僚、家族との関係におけるコミュニケーション改善のきっかけ作り。
- ミーティングでの意見対立、プロジェクトの役割分担、リソース配分をめぐる議論の振り返り。