フェルマーの小定理 計算ツール

フェルマーの小定理を用いて a^n mod p の冪乗剰余を瞬時に計算するオンラインツールです。巨大な指数の還元、素数判定、互いに素の確認、詳細な計算ステップまで分かりやすく解説します。

872.9K 利用回数 更新日 · 2026-05-04 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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フェルマーの小定理 計算ツールの使い方

フェルマーの小定理 計算ツールは、$a^n \bmod p$ の冪乗剰余(余り計算)を指数還元の手順とともに瞬時に算出します。3つの整数を入力するだけで、素数判定や合同式の計算プロセスを確認できます。

  1. 底 a を入力 - 任意の整数(正の数・負の数・0)を入力します。
  2. 指数 n を入力 - 0以上の整数を入力します。$10^{15}$ のような非常に大きな値も一瞬で処理されます。
  3. 法 p を入力 - 2以上の正の整数を入力します。素数を指定するとフェルマーの小定理による簡略化が有効になります。
  4. 計算結果を確認 - ツールの自動判定により、素数判定、互いに素の確認、指数の還元処理、および最終的な余り(剰余)が表示されます。

計算例: $a = 3, n = 100, p = 7$ の場合 法 $p = 7$ は素数であり、$\gcd(3, 7) = 1$ のため小定理が適用できます。 $p - 1 = 6$ より、指数を還元すると $100 \bmod 6 = 4$ となります。 したがって、$3^{100} \bmod 7 = 3^4 \bmod 7 = 81 \bmod 7 = 4$ と計算されます。

公式と理論 - フェルマーの小定理と合同式

フェルマーの小定理を用いた冪乗剰余の計算は、以下の基本定理に基づいています。

p が素数であり、gcd(a, p) = 1 のとき:
  a^(p−1) ≡ 1 (mod p)

同値な表現:
  a^p ≡ a (mod p)

指数の還元(簡略化):
  a^n mod p = a^(n mod (p−1)) mod p
記号意味
a底となる整数
n指数
p素数の法(モジュラス)
p−1素数 p におけるオイラーのφ関数値 φ(p)
n mod (p−1)フェルマーの小定理により還元された縮小指数

なぜ指数の還元ができるのか: $a^{p-1} \equiv 1 \pmod p$ であるため、指数部にある $(p-1)$ の倍数は剰余計算において1に変換されて消去されます。したがって、指数 $n$ を $(p-1)$ で割った余り $n \bmod (p-1)$ のみを計算すればよいことになります。

定理が適用できないケース: 法 $p$ が素数でない場合、あるいは $p$ が $a$ を割り切る場合($\gcd(a, p) > 1$)は、フェルマーの小定理を直接適用することはできません。その場合、本ツールは繰り返し二乗法(Square-and-Multiply)による直接的な余り計算を行います。

前提条件と計算上限

法 $p$ は2以上の整数、指数 $n$ は0以上の整数である必要があります。すべての入力値は整数である必要があります。

フェルマーの小定理 計算ツールの活用シーン

フェルマーの小定理 計算ツールは、初等整数論の学習、暗号理論の研究、プログラミングコンテスト(競プロ)などで幅広く利用されています。

  • 数学・整数論の学習 - $2^{12} \bmod 13 = 1$ などの合同式の問題を手計算した際、正解確認としてツールを活用できます。
  • RSA暗号の仕組み理解 - 公開鍵暗号の基盤となる数学的構造(オイラーの定理やフェルマーの小定理)の理解を深めることができます。
  • 競技プログラミング(AtCoderなど) - 巨大な冪乗の余りを求めるアルゴリズム(冪乗剰余・逆元計算など)の検証に便利です。
  • フェルマーテスト(素数判定) - 様々な底 $a$ に対して $a^{p-1} \bmod p = 1$ が成り立つかを試すことで、確率的素数判定の挙動を体感できます。

本ツールは単に結果を表示するだけでなく、素数判定・互いに素の判定・指数の還元ステップを明示するため、学習・検証ツールとして最適です。

フェルマーの小定理 計算ツールについてのよくある質問

フェルマーの小定理とは何ですか?

フェルマーの小定理(Fermat's Little Theorem)は、p が素数で a と p が互いに素(gcd(a, p) = 1)のとき、a^(p-1) ≡ 1 (mod p) が成り立つという整数論の定理です。これにより、a^n mod p の大きな指数 n を n mod (p-1) に縮小して余りを簡単に計算できます。

法 p が素数でない場合はどうなりますか?

フェルマーの小定理は法 p が素数の場合にのみ適用可能です。法 p が素数でない場合、本計算ツールは繰り返し二乗法を用いた直接的な冪乗剰余計算へと自動的に切り替わります。

入力したデータは保存・送信されますか?

いいえ。すべての計算処理はお使いのブラウザ内で完結するため、外部サーバーにデータが送信・保存されることは一切ありません。

どのくらい大きな数値まで計算できますか?

本ツールは JavaScript の BigInt を採用しているため、ブラウザのメモリ上限に達するまで任意の桁数の大整数を扱えます。数百万規模の巨大な指数であってもミリ秒単位で高速計算が可能です。