発電機出力・容量計算機の使い方
発電機出力・容量計算機では、単相または三相を選び、電圧、電流、力率を入力して発電機出力を計算します。負荷電力(kW)から必要な発電機容量(kVA)を見積もるモードでは、安全余裕も設定できます。
単相では負荷にかかる電圧を、三相では線間電圧を入力してください。力率は負荷によって異なり、ヒーターなどの抵抗負荷は1.0に近く、一般的な機器は0.8前後、誘導電動機ではさらに低くなることがあります。機器銘板や仕様書の値を優先してください。
発電機容量計算の式:kW・kVA・力率
この発電機容量計算で使用する基本式は次のとおりです。
単相有効電力(W)= V × I × PF
三相有効電力(W)= √3 × V × I × PF
kW = W ÷ 1000
kVA = kW ÷ PF
推奨容量 = 負荷kW ×(1 + 安全余裕)
kWは有効電力、kVAは皮相電力です。発電機は有効電力だけでなく無効電力も供給するため、発電機の仕様がkVAで示される場合が多くあります。負荷のkWと力率が同じでも、始動時の電流や負荷の組み合わせによって必要容量は変わります。
モーター、ポンプ、コンプレッサーなどは始動時に大きな突入電流を流すため、定常時のkWだけで発電機を選定すると始動できない場合があります。非常用発電機の正式な容量選定では、始動kVA、電圧降下、負荷の優先順位、法令・設計基準を含む検討が必要です。
発電機出力計算の活用例
発電機出力計算は、家庭用バックアップ電源、工事現場、屋外イベント、店舗・事務所の非常用電源、三相モーターを使う設備の初期見積もりに役立ちます。各負荷の定格値を合計し、力率と余裕を変えて比較すると、容量選定の前提を整理しやすくなります。
この計算機は概算の補助です。防災設備や重要設備、系統連系、継続運転が必要な用途では、メーカー資料、電気設備の設計基準、資格を持つ電気技術者の確認に基づいて最終選定してください。