レーザービーム広がり角計算ツール

2点間のビーム径と伝搬距離、または波長とビームウエスト径(ガウシアンビーム)からレーザービームの広がり角(ダイバージェンス・全角/半角)を簡単に計算します。

923.6K 利用回数 更新日 · 2026-05-07 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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レーザービーム広がり角計算ツールの使い方

レーザービーム広がり角計算ツールは、光学設計、物理実験、レーザー加工機や測定機器の選定において、レーザー光の拡散特性(ダイバージェンス)を迅速に評価・シミュレーションするためのオンライン計算ツールです。

  1. 計算モードの選択: 実測データに基づく「測定ビーム径モード」、または波長とウエスト半径から理論値を求める「ガウシアンビームモード」を選択します。
  2. パラメータの入力: 初期ビーム径($D_1$)、伝搬後のビーム径($D_2$)、距離($L$)、波長($\lambda$)、ビームウエスト半径($w_0$)などの既知数値を適切な単位で入力します。
  3. 角度タイプの指定: 結果を「全角(Full-angle)」または「半角(Half-angle)」のいずれで出力するかを選択します。
  4. 結果の確認: リアルタイムで算出された広がり角(mrad、deg、rad等)と単位換算ステップ、計算過程を確認できます。

計算公式と理論解説 - レーザービームのダイバージェンス

本計算ツールでは、目的に応じて以下の2つの代表的な公式を使用しています。

1. 2点間ビーム径による幾何学的計算(小角近似)

伝搬距離 $L$ だけ離れた2位置におけるビーム径を $D_1$、$D_2$ とするとき、全角ダイバージェンス $\theta_{\text{full}}$ は小角近似を用いて次式で表されます。

$$\theta_{\text{full}} \approx \frac{D_2 - D_1}{L}$$

半角ダイバージェンス $\theta_{\text{half}}$ はその半分となります。

$$\theta_{\text{half}} = \frac{\theta_{\text{full}}}{2} \approx \frac{D_2 - D_1}{2L}$$

2. ガウシアンビームの回折限界広がり角(理論計算)

基本モード($\text{TEM}{00}$)ガウシアンビームにおいて、波長を $\lambda$、ビームウエスト半径(強度が $1/e^2$ に低下する位置の半径)を $w_0$ とすると、遠方界(Far-field)における遠方半角広がり角 $\theta{\text{half}}$ は次のように定義されます。

$$\theta_{\text{half}} = \frac{\lambda}{\pi w_0}$$

全角広がり角 $\theta_{\text{full}}$ は $2 \times \theta_{\text{half}} = \frac{2\lambda}{\pi w_0}$ となります。

※不適切な入力($D_2 \le D_1$ や負の距離・波長など)が与えられた場合は警告が表示され、誤った計算結果が出力されるのを防ぎます。

レーザービーム広がり角計算の活用シーン

  • 光学系の設計とレンズ選定: レンズやビームエクスパンダを通した後のビームスポット径評価や光束の広がり防止の設計。
  • レーザー加工・精密計測: ワーク位置でのエネルギー密度(パワー密度)やスポットサイズの正確な試算。
  • 自由空間光通信・センサー評価: 長距離伝搬時の受光径設計および到達パワー評価。
  • 研究・実験・教育: ガウシアンビーム光学や回折限界の理解、実験データの整合性チェック。

本ツールの計算結果は計画・学習・概算の補助を目的としています。高精度な産業用設計や安全管理においては、ビーム品質因子($M^2$)やメーカー仕様書、実測波形による検証を併せて実施してください。

レーザービーム広がり角計算ツールについてのよくある質問

レーザービーム広がり角計算ツールでは何が計算できますか?

2つの異なる距離で測定したビーム径と距離差から計算する「実測モード」、または波長とビームウエスト半径から回折限界角度を求める「ガウシアンビームモード」により、レーザーの全角・半角ダイバージェンスを計算できます。

異なる単位(mm、m、μm、mradなど)を混ぜて入力できますか?

はい。入力された長さや角度の単位は自動的に統一換算されてから公式に適用されます。

入力したデータはサーバーに保存・送信されますか?

いいえ。すべての計算はブラウザ内で処理され、外部サーバーにデータが送信されることはありません。