メッシュ・ミクロン(μm)換算ツールの使い方
メッシュ・ミクロン(μm)換算ツールは、ふるいや金網のメッシュ数と目開き(ミクロン/ミリメートル/インチ)を相互変換できるツールです。
- メッシュ数を入力 — ASTM規格(US Standard)などのメッシュ数(例:40、100、200など)を入力すると、ASTM E11に基づく公称目開き(μm、mm、inch)を自動計算・参照表示します。
- またはミクロン(μm)を入力 — 粉末や粒子のサイズ(μm)を入力すると、ASTM規格表の中で最も近い標準メッシュ数を判定します。
- 対照表・前後サイズを確認 — 入力値の前後にあるメッシュサイズも一覧表示されるため、より細かめ・粗かめのふるい選定に役立ちます。
- 規格(Tyler・ISO)の比較 — ASTM E11とタイラー(Tyler)メッシュ、ISO 565表記の違いについても確認できます。
計算式と理論 — メッシュと目開き(μm)の換算
メッシュ数と目開き(ミクロン)の関係には、概算計算式とASTM E11規格値の2つのアプローチがあります。
概算公式(線径を無視した目安値):
目開き (μm) ≈ 25,400 / メッシュ数
正確な関係式(線径 d_w μm を考慮):
目開き (μm) = (25,400 / メッシュ数) − 線径 (d_w)
ASTM E11 標準目開き対照表(抜粋)
| メッシュ数 (Mesh) | ASTM公称目開き (μm) | 概算値 (25,400/Mesh) | 標準線径 (μm) |
|---|---|---|---|
| 10 | 2,000 | 2,540 | 900 |
| 20 | 850 | 1,270 | 510 |
| 40 | 425 | 635 | 290 |
| 100 | 150 | 254 | 110 |
| 200 | 75 | 127 | 53 |
| 400 | 38 | 64 | 30 |
US Standard(ASTM) vs Tyler(タイラー) vs ISO規格
ASTM E11(US Standard)、タイラー規格(Tyler Mesh)、ISO 565/3310規格は非常によく似ていますが、一部表記や基準線径が異なります。品質管理や取引仕様書などの厳密な用途では、指定されている適用規格の規格書をご確認ください。本ツールでは主にASTM E11規格を採用しています。
メッシュ・ミクロン換算ツールの主な用途・活用例
メッシュ・ミクロン換算ツールは、粉体・粒体加工や品質管理を行うさまざまな産業分野で活用されています。
- 医薬品製造 — 薬局方や製薬規格では、原薬・添加剤の粒径がメッシュとミクロン(μm)の両方で指定されます。処方設計や品質試験での単位換算に役立ちます。
- 食品加工 — 小麦粉、砂糖、香辛料、デンプンなどの粉末グレードはメッシュ数で区分されます。購買仕様書とラボ用ふるいの目開き換算を円滑に行えます。
- 鉱業・骨材(土木) — 砕石、砂、砂利の粒度分布測定において、ミリメートルやメッシュ数での管理が行われます。現場と試験室間のデータ共有に利用できます。
- 粉末冶金・3Dプリンター材料 — 焼結用金属粉末やアディティブ・マニュファクチャリング(3Dプリンティング)用粉末、溶射コーティング材の粒径指定(メッシュ/ミクロン)の相互確認に最適です。
- 土質試験(粒度試験) — ASTM D6913等の土の粒度試験ではメッシュ番号が用いられます。国際レポートや論文作成時のミクロン換算に使用されます。
- 3Dプリンター樹脂・ろ過フィルター — 光造形(SLA)樹脂の不純物除去用フィルターやろ過メッシュ(100メッシュ、200メッシュ等)の目開き(μm)の適合確認に役立ちます。