開水路流量計算ツール

マニング公式に基づき、矩形・台形・円形断面の開水路における平均流速、流水断面積、径深、流量(m³/s・L/s)を瞬時に試算できる無料の開水路流量計算ツールです。

803.9K 利用回数 更新日 · 2026-05-11 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
AD

開水路流量計算ツールの使い方

開水路流量計算ツールは、マニング公式(Manning’s equation)を用いて、矩形・台形・円形水路の平均流速、流水断面積、潤辺、径深、および流量を1ステップで計算します。

  1. 断面形状を選択 — 矩形(垂直側壁・平底)、台形(斜面側壁・平底)、または部分水深の円形管路から選択します。
  2. 断面寸法を入力 — 矩形の場合は水路底幅 b と水深 y、台形の場合は底幅 b・水深 y・法勾配 z(水平:垂直)、円形の場合は管径 D と水深 y を入力します。
  3. 水路勾配 S を入力 — %表記ではなく、無次元の勾配分数(例: 1kmで1m下がる場合は 0.001)を入力します。
  4. 粗度係数(マニングの n)を選択・入力 — プリセット材質(滑らかなコンクリート、粗いコンクリート、素掘り、草地、砂利、レンガ等)から選ぶか、任意の数値を手入力します。
  5. 計算結果を確認 — 結果パネルに平均流速 V、流量 Q(m³/s および L/s)、径深 R、潤辺 P が即座に表示されます。

開水路の流量計算における公式と理論

本ツールの開水路流量計算は、水理学で最も広く利用されている実用公式であるマニング公式に基づいています。

V = (1/n) · R^(2/3) · S^(1/2)
Q = V · A
R = A / P
記号意味・名称SI単位
V断面平均流速m/s
nマニングの粗度係数s/m^(1/3)
R径深 (A/P)m
S動水勾配(水路底勾配)m/m
A流水断面積
P潤辺(水に接する周長)m
Q流量m³/s

粗度係数(n)の一般的な目安:成形コンクリート(滑らか)0.010〜0.013、コンクリート(粗い)0.014〜0.017、素掘り土砂水路 0.018〜0.025、草地・張芝水路 0.025〜0.033、砂利敷水路 0.025〜0.035、自然河川 0.025〜0.060。公式内の定数 1.0 はSI単位系用です(ヤード・ポンド法の場合は 1.486)。

開水路流量計算ツールの活用シーン

  • 雨水排水溝・暗渠の断面設計 — コンクリート水路が設計雨水流量を溢水(オーバーフロー)させることなく流せるか確認し、洗掘を起こさない流速範囲にあるかを検証。
  • 農業用水路・灌漑水路の設計 — 目標とする送水量を確保しつつ、土砂堆積(沈殿)を防ぎ、かつ水路浸食を起こさない適切な台形断面と勾配を選定。
  • 河川・流路の流量見積もり — 水深観測値と推定された粗度係数 n から、治水計画や環境調査のための河川流量を試算。
  • 下水道管の流理検討 — 満水にならない状態(非満杯)で下水管を流れる際、自掃流速(一般に 0.6 m/s 以上)が維持されているかを試算・評価。
  • 土木・水理学の学習・シミュレーション — 勾配や粗度係数、断面形状の変化が流量 Q や流速 V に与える影響を比較・学習。

開水路流量計算ツールについてのよくある質問

マニング公式(Manning's formula)とは何ですか?

開水路の平均流速を水路の粗度係数(n)、径深(R)、動水勾配(S)から算出する実験公式で、式は V = (1/n)·R^(2/3)·S^(1/2) です。

対応している水路の断面形状は何ですか?

矩形(長方形)、台形(法勾配z指定)、および非満杯で流れる円形管路(一部水深)に対応しています。

粗度係数(n)はどのように選べばよいですか?

プリセットの材質を選択するか、手動で任意の数値を入力してください。滑らかなコンクリートは約0.012、素掘り水路は約0.025、草地は約0.030が一般的です。

この計算ツールは国際単位系(SI単位)に対応していますか?

はい、本計算機のマニング公式はSI単位(m、m/s、m³/s)を基準としています(係数1.0)。ヤード・ポンド法(ft)の場合は係数1.486が用いられます。

入力したデータは保存・送信されますか?

いいえ。すべての計算処理はお使いのブラウザ上で行われ、サーバーへデータが送信されることはありません。