配管流量計算ツール

連続の式 Q = V・A を使い、配管の内径・流速・体積・時間から体積流量を換算する配管流量計算ツールです。

976.5K 利用回数 更新日 · 2026-05-11 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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配管流量計算ツールの使い方

この配管流量計算ツールは、円管内の体積流量を、管内径と平均流速、または一定時間に測定した体積から求めるためのツールです。設計段階の概算や現場測定の整理に使えます。

  1. 計算モードを選びます。内径と流速が分かる場合は「内径 + 流速」、容器にたまった体積と測定時間が分かる場合は「体積 + 時間」を選択します。
  2. 内径は外径ではなく、実際に流体が通る管内径を入力します。肉厚、スケール、ライニングも必要に応じて考慮してください。
  3. 流速モードでは断面平均流速を入力します。中心部の一点測定値は平均流速と異なることがあります。
  4. 体積・時間モードでは、同じ単位系で測定した値を入力します。
  5. 結果をm³/s、L/s、L/min、ft³/minなどで確認し、ポンプ曲線や流量計の仕様と比較します。

管内流量と連続の式

円形配管の断面積と体積流量は、次の連続の式で表せます。

A = π・D² / 4
Q = V・A             (内径・流速モード)
Q = 体積 / 時間      (体積・時間モード)
V = Q / A            (流速の逆算)
記号意味SI単位
Q体積流量m³/s
V断面平均流速m/s
A配管断面積
D管内径m
t経過時間s

この式は、定常で非圧縮性の流れを前提とした流量の基本計算です。水などの液体の概算には有用ですが、圧縮性の大きい気体、脈動流、二相流、非円形流路では、追加の条件整理が必要です。

実配管で結果が変わる要因

このツールは圧力損失・揚程・ポンプ能力を直接は計算しません。実際の流量と必要圧力は、配管の長さ、継手・弁、管内面の粗さ、経年による付着物、流体の密度・粘度、温度、圧力、流れの状態(層流・乱流)によって変わります。特に温度変化は流体の粘度や密度を変え、気体では圧縮性の影響も大きくなります。

圧力損失を検討する場合は、Darcy–Weisbach式や対象流体・配管材料に適した手法を用い、直管だけでなくエルボ、バルブ、ストレーナ、流量計などの局所損失も含めてください。給水、排水、空調、化学設備、消防、ガス設備では、法令、規格、メーカー資料、現地条件も確認が必要です。

本ページの結果は概算であり、配管径の選定、ポンプ選定、安全弁、耐圧、施工、設備の安全性に関する最終設計には使えません。実施設計・改造・安全に関わる判断は、資格を持つ設備・機械・土木等の専門家による計算と現地確認で必ず校核してください。

活用例

  • 給排水配管で、想定流速から必要な流量を概算する
  • 灌漑配管で、支管・主管の流量を整理する
  • 空調の冷温水回路で、ポンプや制御弁の検討用に体積流量を確認する
  • 校正済み容器への充填時間から、現場の平均流量を概算する
  • 流体力学の学習で、絞りや拡大による流速の変化を確認する

計算結果は、実測値、設計仕様、圧力損失計算と組み合わせて利用してください。

配管流量計算ツールについてのよくある質問

配管流量計算ツールでは何を計算できますか?

配管の内径と平均流速から体積流量を求める方法、または測定した体積と時間から平均流量を求める方法を使えます。

どのモードを選べばよいですか?

管内径と流速が分かっているときは「内径 + 流速」、一定時間に集めた体積が分かっているときは「体積 + 時間」を選びます。

単位はどのように扱われますか?

入力はSI単位を基本とし、流量はm³/sのほかL/s、L/min、ft³/minでも表示します。

摩擦による圧力損失も計算されますか?

いいえ。このツールは運動学的な流量のみを扱います。圧力損失の設計にはDarcy–Weisbach式などの別計算が必要です。

入力内容は保存されますか?

いいえ。計算はブラウザ内で行われ、入力内容はサーバーに送信されません。