ソレノイドインダクタンス計算機は、長コイル近似式(( L = \frac{\mu_0 \mu_r N^2 A}{l} ))を用いて、密巻きソレノイドコイルの自己インダクタンスを簡単に計算・シミュレーションできるオンラインツールです。
ソレノイドインダクタンス計算機の使い方
- 巻き数(N)を入力 — コイルの総巻き数を指定します。
- コイル長(l)を入力 — コイルの軸方向の長さを指定します(電線の全幅ではなく、巻き線の長さ)。
- 半径(r)または直径(d)を入力 — 測定しやすい方の値を入力します。
- 比透磁率(μr)を入力 — 空芯(エアコア)の場合は「1」、フェライトや鉄芯の場合はコア材の比透磁率を指定します。
- 計算結果(L)を確認 — nH、μH、mH、Hなどの最適な単位でインダクタンスが表示されます。
計算公式と理論 — ソレノイドのインダクタンス計算
A = π · r²
L = μ₀ · μr · N² · A / l
μ₀ = 4π × 10⁻⁷ H/m
- ( A ): コイルの断面積(( m^2 ))
- ( L ): 自己インダクタンス(ヘンリー [H])
- ( \mu_0 ): 真空の透磁率(( 4\pi \times 10^{-7} \text{ H/m} ))
- ( \mu_r ): コイル芯材の比透磁率(空芯 = 1)
- ( N ): 巻線数(ターンス数)
- ( l ): コイルの長さ(( m ))
コイルの長さ ( l ) が直径 ( d ) に比べて十分に長い場合(( l \gg d ))、この公式で非常に精度の高いインダクタンスが得られます。
主な活用シーン・用途
- 高周波回路・マッチング回路の設計 — 目的のインダクタンス(L値)を得るためのコイル巻き数や形状の選定。
- パワーエレクトロニクス — チョークコイルやトランス(変圧器)一次側の設計およびインダクタンス概算。
- 各種センサー開発 — 探知用コイルや電磁誘導型近接センサーのコイル試作。
- 電気電子工学の学習 — コイルの形状パラメータ(長さ・径・巻き数・コア材)がインダクタンスに与える影響の可視化。