熱拡散率計算ツール

無料の熱拡散率計算ツール。材料の熱伝導率(k)、密度(ρ)、比熱容量(cp)から、熱拡散率 α = k/(ρ·cp) を瞬時に計算します。非定常熱伝導解析や物性値の確認に最適。

938.4K 利用回数 更新日 · 2026-05-12 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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熱拡散率計算ツールの使い方

熱拡散率計算ツール(温度拡散率計算ツール)は、材料内部で温度の変化(熱)がどれだけ素早く拡散・伝達するかを算出するオンラインツールです。熱拡散率 $\alpha$ が大きい材料ほど熱が急速に広がり、小さい材料ほど温度変化が遅くなります。

  1. 熱伝導率 $k$ の入力 — W/(m·K) 単位で入力します。
  2. 密度 $\rho$ の入力 — kg/m³ 単位で入力します。
  3. 比熱容量 $c_p$ の入力 — J/(kg·K) 単位で入力します。
  4. 熱拡散率 $\alpha$ の確認 — m²/s および mm²/s の単位で結果が表示されます。

熱拡散率の計算公式と基礎知識

熱拡散率は、熱伝導率を「体積熱容量」(密度 $\rho \times$ 比熱容量 $c_p$)で割ることで求められます。

α = k / (ρ · cp)
記号項目名単位 (SI)説明
$\alpha$熱拡散率(温度拡散率)m²/s温度変化が材料内を伝播する速さ
$k$熱伝導率W/(m·K)熱の伝わりやすさ(定常状態)
$\rho$密度kg/m³単位体積あたりの質量
$c_p$定圧比熱容量J/(kg·K)質量1kgの物質の温度を1K上げるのに必要な熱量

※ 分母の $\rho \cdot c_p$ は「体積熱容量 [J/(m³·K)]」と呼ばれ、物質が熱を蓄える能力を示します。

主要材料の熱拡散率の目安

  • 銅(Copper): 約 $1.11 \times 10^{-4}$ m²/s ($111$ mm²/s)
  • アルミニウム(Aluminum): 約 $9.7 \times 10^{-5}$ m²/s ($97$ mm²/s)
  • ガラス(Glass): 約 $3.4 \times 10^{-7}$ m²/s ($0.34$ mm²/s)
  • 乾燥空気(Dry Air): 約 $2.2 \times 10^{-5}$ m²/s ($22$ mm²/s)

計算上の前提条件と注意点

本ツールでは、材料を均質かつ等方性(あらゆる方向で物性が同じ)と仮定しています。複合材料や異方性結晶の場合、方向によって熱拡散率が異なる場合があります。

熱拡散率計算の活用シーン

  • 非定常熱伝導の評価 — 時間変化に伴う熱伝達(ビオ数・フーリエ数などの無次元数の算出)。
  • 材料選定・熱設計 — 熱ショック(熱衝撃)に強い材料や、耐熱・放熱材料の比較。
  • 建築物・構造物の熱解析 — 外気温の変化や日照による室内の温度応答のシミュレーション。
  • 製造・加工プロセス — 鋳造、溶接、プラスチック成形時の冷却時間の見込み計算。

この熱拡散率計算ツールを活用することで、熱伝導率・密度・比熱から素早く熱応答性を試算できます。

熱拡散率計算ツールについてのよくある質問

この熱拡散率計算ツールの計算精度はどれくらいですか?

本計算ツールは厳密な物理定義式 α = k/(ρ·cp) を使用しています。計算精度は入力された各物性値(熱伝導率・密度・比熱容量)の正確さに依存します。

どのような場面で熱拡散率を計算する必要がありますか?

加熱・冷却過程などの非定常熱伝導解析(焼き入れや焼鈍などの熱処理、電子機器の温度変化、建材の断熱応答など)において、温度の広がりやすさを評価する際に使用されます。

計算結果はどのような単位で出力されますか?

熱拡散率 α の標準SI単位である m²/s に加え、材料物性表でよく用いられる mm²/s での表示にも対応しています。

入力した物性値データは保存・送信されますか?

いいえ。すべての計算は端末のブラウザ上でリアルタイムに実行され、外部サーバーに送信または保存されることはありません。