溶接計算ツール

無料の溶接計算ツール。すみ肉溶接、V形開先溶接、I形開先溶接などの断面積・溶接体積・必要溶加材量(ワイヤ・溶接棒重量)・溶接時間および総コストを瞬時にシミュレーション。

896.4K 利用回数 更新日 · 2026-05-11 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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溶接計算ツールの使い方

溶接計算ツールでは、主要な継手形式に対応した施工・見積計算が可能です。

  1. 継手形式を選択 — すみ肉溶接、V形開先溶接、I形(スクエア)開先溶接などを選択します。
  2. 単位系の選択 — メトリック(mm / kg)またはインペリアル(inch / lb)を選択します。
  3. 継手寸法の入力 — 脚長、板厚、ルートギャップ、開先角度などの寸法を入力します。
  4. 溶接長と施工方法の設定 — 溶接法に応じた標準的な溶着効率が設定されます。
  5. 単価・速度等の設定 — 材料密度、ワイヤ/溶接棒単価、労務単価、溶接速度、間接費率(オーバーヘッド)を指定します。
  6. 計算結果の確認 — 断面積、溶融体積、必要材料量、材料費、労務費、総コスト、作業時間を一覧表示します。

計算式と理論 — 溶接計算ツール

溶接計算ツールでは、各継手を押し出し立体(柱体)として断面積と体積を算出します。

すみ肉溶接:    A = 0.5 × L²
V形開先溶接:   A = t × g + t² × tan(α / 2)
J形開先溶接:   A ≈ t × g + 0.5 × r × t
I形開先溶接:   A = t × g
溶接体積       = A × 溶接長
必要溶接材料量 = 溶接体積 × 密度 / 溶着効率
総コスト       = 材料量 × 材料単価 + 労務単価 × 溶接時間 × (1 + 間接費率)
記号意味
Lすみ肉脚長
t板厚
gルートギャップ
α開先角度(溝角度)
rJ形開先アール半径
溶着効率プロセスごとの材料歩留まり(溶着率)

溶接速度と所要時間

溶接時間 = 必要溶融量 ÷ 溶着速度(または溶接長 ÷ 運棒速度)。手溶接(被覆アーク溶接)の溶着量は毎時1〜2 kg程度、半自動溶接(CO2/MAG溶接)は毎時4〜7 kg程度が目安です。本ツールでは入力された施工条件に基づきアーク時間を試算します。

溶接計算ツールの活用事例

  • 見積作成・原価計算 — 缶体や鉄骨構造物などの見積時に根拠ある溶接コストを算出。
  • 生産計画・資材調達 — 図面から必要なワイヤ・溶接棒の重量(kg)や作業工数を正確に割り出し。
  • 施工プロセス比較 — 被覆アーク溶接(手溶接)とMAG溶接のコスト・施工時間の差をシミュレーション。
  • 現場の施工管理 — 設計図通りの脚長・開先寸法に対する理論溶融量と実際のワイヤ消費量をチェック。

溶接計算ツールについてのよくある質問

溶接計算ツールの仕組みはどうなっていますか?

ビードの断面積を求める幾何計算を行い、溶接長を掛け合わせて溶接体積を算出します。さらに材料密度と溶着効率を考慮して必要な溶接材料重量を求め、労務単価・溶接速度・間接費率を組み合わせて溶接時間と総コストを計算します。

溶着効率(溶融効率)とは何ですか?

使用した溶着材料(ワイヤや溶接棒)のうち、実際に溶接部に残る割合のことです。手溶接(SMAW/被覆アーク)で約60〜65%、MAG/MIG溶接(GMAWソリッド)で約90〜95%、フラックス入りワイヤ(FCAW)で約80〜88%が一般的な目安となります。

多層盛り(マルチパス)溶接の計算もできますか?

はい。全層をあわせた有効脚長や開先寸法を入力することで、ひとつの相当断面積として溶接量やコストを計算できます。

入力したデータは保存・送信されますか?

いいえ。すべての計算処理はお使いのブラウザ内で行われるため、サーバーにデータが送信されることはありません。