湿球温度計算ツール

乾球温度と相対湿度から湿球温度(Tw)を簡単に算出できる無料の湿球温度計算ツール。Stullの近似式に基づき、熱中症対策や空調・HVAC設計、気象データの分析に役立ちます。

808.3K 利用回数 更新日 · 2026-05-12 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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湿球温度計算ツールの使い方

湿球温度計算ツールは、現在の気温(乾球温度)と相対湿度から、水分の蒸発冷却(気化熱)によって到達できる最低温度である「湿球温度(Tw)」を算出するオンラインシミュレーターです。熱中症予防や空調設備(HVAC)設計に欠かせない数値です。

  1. 乾球温度(T)を入力 — 一般的な気温を「℃」単位で入力します。
  2. 相対湿度(RH)を入力 — 湿度を「0〜100%」の数値で入力します。
  3. 計算結果を確認 — 湿球温度(Tw)および乾球温度との差(湿球下がり / 湿球減衰)が即座に表示されます。

計算式と理論 — 湿球温度の求め方

当ツールでは、気象学や空調工学で広く参照されているStull(2011)の近似計算式を使用しています:

Tw = T·atan[0.151977·√(RH + 8.313659)]
   + atan(T + RH) − atan(RH − 1.676331)
   + 0.00391838·RH^1.5·atan(0.023101·RH) − 4.686035
記号意味単位
Tw湿球温度 (Wet-bulb temperature)°C
T乾球温度 (Dry-bulb temperature)°C
RH相対湿度 (Relative humidity)%

前提条件と適用限界

本計算ツールは標準大気圧(1013.25 hPa)を前提として調整されています。標高が非常に高い地域や大幅に気圧が異なる環境では、空気線図(Psychrometric Chart)やマグヌス式を用いた詳細計算を行ってください。

湿球温度計算の主な活用シーン

  • 労働・スポーツにおける熱中症対策 — WBGT(暑さ指数)の推定や環境評価。
  • 気化熱冷却(スワンプクーラー)の性能評価 — 水分蒸発による限界冷却温度の把握。
  • 気象観測・環境モニタリング — 高温多湿環境のリスク判定。
  • 空調設備(HVAC)の設計 — 冷却塔(クーリングタワー)や空調コイルの選定・検証。

湿球温度計算ツールを活用することで、複雑なルックアップテーブル(換算表)を参照することなく、迅速かつ正確に計算できます。

湿球温度計算ツールについてのよくある質問

湿球温度計算ツールの精度はどのくらいですか?

本計算ツールはStull(2011年)の経験式を採用しており、相対湿度約5%以上、気温−20℃〜50℃の範囲において±1℃以内の高精度で計算できます。

湿球温度はどのような場面で活用されますか?

熱中症リスクの評価(WBGT)、気化式冷却器(スワンプクーラー)の性能推定、冷却塔(クーリングタワー)の設計、農業や気象観測などで広く利用されます。

入力に必要なデータは何ですか?

乾球温度(通常の気温)と相対湿度(%)の2つのみです。数値を入れるだけで即座に湿球温度が計算されます。

入力したデータは保存や送信されますか?

いいえ。すべての計算はブラウザ上(JavaScript)で完結するため、外部サーバーにデータが送信・保存されることはありません。