含水率計算ツール

無料の含水率計算ツール。乾燥前重量(湿量)と乾燥後重量(全乾量)から、湿量基準含水率および乾量基準含水率(水分量)を簡単かつ正確に計算シミュレーションできます。

861.5K 利用回数 更新日 · 2026-05-11 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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含水率計算ツールの使い方

含水率計算ツールは、試料の乾燥前重量(湿量)と絶乾状態の乾燥後重量(全乾量)という2つの測定値から、国際標準の「湿量基準含水率」および「乾量基準含水率」を即座に計算するシミュレーターです。

  1. 乾燥前のサンプル重量を計測:採取直後の水分を含んだ試料重量を測定し、乾燥前重量 $M_{\text{wet}}$ として記録します。
  2. サンプルを乾燥処理:定温乾燥器を用いて(土壌や木材では 105 ℃ で 24 時間乾燥など、対象規格に応じた条件で)十分に乾燥させます。
  3. 乾燥後のサンプル重量を計測:デシケーター等で放冷後、完全に水分が抜けた重量を乾燥後重量 $M_{\text{dry}}$ として記録します。
  4. 数値を入力:本計算ツールの $M_{\text{wet}}$ と $M_{\text{dry}}$ に同一の重量単位(g、kg など)で入力します。
  5. 計算結果を確認:湿量基準含水率 $M_{\text{WB}}$ (%) および乾量基準含水率 $M_{\text{DB}}$ (%) が自動算出されます。
  6. 相互換算式の確認:必要に応じて、湿量基準と乾量基準の換算式 $M_{\text{DB}} = M_{\text{WB}} / (1 - M_{\text{WB}})$ を参照・確認します。

含水率の計算式と理論 — 含水率計算ツール

含水率計算ツールでは、農業、土木・土質工学、木材産業、食品製造などで広く利用されている2通りの標準的な含水率計算式を採用しています。

M_water = M_wet − M_dry
M_WB    = M_water / M_wet × 100 %      (湿量基準含水率)
M_DB    = M_water / M_dry × 100 %      (乾量基準含水率)
M_DB    = M_WB / (1 − M_WB)            (換算式・小数表記)
記号意味SI単位
M_wet乾燥前重量(湿量・初期質量)kg
M_dry乾燥後重量(全乾量・絶乾質量)kg
M_water水分量(含まれる水の質量)kg
M_WB湿量基準含水率(Wet basis)%
M_DB乾量基準含水率(Dry basis)%

2つの定義は、水分量が多い高湿度のサンプルほど大きく離れていきます。例えば湿量基準含水率 $M_{\text{WB}} = 50%$ の場合、乾量基準含水率 $M_{\text{DB}} = 100%$ となります。 一般的に、食品の成分表示や穀物取引では湿量基準が広く用いられ、乾燥プロセスの管理や木材技術、土質力学(JIS A 1203 / ASTM D2216)では、乾燥中も基準値が変わらない乾量基準が選ばれます。

含水率計算ツールの活用事例

  • 穀物・農産物の品質管理 — 収穫した米や小麦などの水分量を測定し、カビや病害虫の発生を防ぐ安全保管基準(小麦 12〜14 % M_WB、玄米 12〜13 % など)を満たしているかを判定。
  • 土質試験・地盤調査 — 土の含水比(乾量基準含水率)を求め、アッターバーグ限界試験、締固め試験(プロクター試験)、土質分類に活用。
  • 木材・建材の品質等級分け — 乾燥炉(キルン)での乾燥度合を監視し、構造用木材(≤15 % M_WB)や床材(≤6–8 %)などの仕様目標への到達を確認。
  • 食品加工・乾燥工程の管理 — マカロニ・パスタ(< 14 %)や乾物などの乾燥ラインにおいて、品質・賞味期限・規格適合のための残存水分量を管理。
  • 建築資材の乾燥状態チェック — コンクリートやモルタル、石膏ボードの下地水分量を測定し、塗料や接着剤の剥離・膨れトラブルを未然に防止。
  • 医薬品・化学品の品質管理 — 原薬や添加剤の乾燥減量(LOD: Loss on Drying)試験結果から規格範囲内であるかを評価。

含水率計算ツールについてのよくある質問

湿量基準含水率と乾量基準含水率の違いは何ですか?

湿量基準は「水分量 ÷ 乾燥前重量」、乾量基準は「水分量 ÷ 乾燥後重量」で計算されます。含水率が高いサンプルでは両者の数値に大きな開きが生じます。

乾量基準含水率はどのような分野でよく使われますか?

乾燥工学、木材技術、土質力学(土質分野の含水比)、農学などで用いられます。乾燥の前後で基準となる全乾重量が変わらないため、乾燥状態の変化を正確に把握できます。

重量の単位は何を入力すればよいですか?

g(グラム)、kg(キログラム)、lb(ポンド)など、統一した質量単位であればどれでも計算できます。比率として算出されるため単位に依存しません。

乾燥前重量が乾燥後重量より小さくなった場合はどうなりますか?

物理的にあり得ない数値のため、計算結果エリアにエラーメッセージが表示されます。

入力した測定データはサーバーに保存されますか?

いいえ。すべての計算はブラウザ内(クライアントサイド)で完結するため、入力データが外部サーバーへ送信・保存されることはありません。