テーパー計算ツール

大径・小径・テーパー長からテーパー比、片側角度(勾配角・刃物台旋回角)、両側角度(テーパー角)を簡単算出。旋盤加工や機械設計に便利な無料テーパー計算ツール。

834.2K 利用回数 更新日 · 2026-05-11 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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テーパー計算ツールの使い方

テーパー計算ツールは、3つの主要な寸法を入力するだけで瞬時にテーパー角度や勾配を求められます。

  1. 単位を選択 — mm、cm、インチから希望の単位を選択します。
  2. 大径(D)、小径(d)、テーパー長(L)を入力 — 中心軸に沿った投影長さをテーパー長として指定します。
  3. 計算結果を確認 — テーパー比、TPI、TPF、片側角度(勾配角)、両側角度(テーパー角)が自動出力されます。

テーパーの計算式と理論

テーパー計算の基本は平面三角関数(逆正接:arctan)に基づいています。

テーパー比   = (D - d) / L
TPI          = (D - d) / L      (Lがインチ単位の場合)
TPF          = 12 × TPI
片側角度(θ)  = arctan((D - d) / (2 × L))
両側角度(2θ) = 2 × 片側角度
記号意味
Dテーパーの大径(大きい方の直径)
dテーパーの小径(小さい方の直径)
Lテーパー部の長さ(中心軸方向の長さ)

モーステーパー(MT)やジャコブステーパー(JT)、NMTBなどの規格テーパーは定義されたテーパー比を持っており、当ツールで検証・確認が可能です。

テーパーの自己保持とセルフリリーシング

モーステーパーやブラウン・シャープテーパーのようなセルフホールド(自動保持)テーパーは、片側角度が非常に小さく(約3°以下)、摩擦力によって結合が維持されます。一方、CATやBTなどのセルフリリーシング(自動離脱)テーパーは角度が大きく、工具交換を迅速に行える特徴があります。

テーパー計算ツールの活用事例

  • 旋盤加工の設定 — 汎用旋盤の刃物台旋回角度(片側角度)の設定やNCプログラム作成の確認。
  • 工具の校正・検査 — テーパーシャンクやテーパーゲージの寸法検査。
  • 機械修理・整備 — 摩耗または追加工されたスピンドルテーパーの再計算。
  • 機械設計・製図 — テーパーピン、テーパーリーマ、プラグゲージなどの設計仕様決定。
  • 教育・学習 — 直線的なテーパー寸法と三角関数角度の対応関係の理解。
  • 品質管理(QC) — 図面指示と加工現物の角度適合性の判定。

テーパー計算ツールを使用することで、面倒な手計算を省き、現場や設計業務でのテーパー加工・角度確認を迅速・正確に行うことができます。

テーパー計算ツールについてのよくある質問

テーパー計算ツールの仕組み・計算方法は?

大径(D)から小径(d)を引いてテーパー長(L)で割ることでテーパー比を求め、三角関数(arctan)を用いて片側角度(勾配角)および両側角度(テーパー角)を算出します。

テーパー・パー・フット(TPF)やテーパー・パー・インチ(TPI)とは何ですか?

軸長12インチあたりの直径の変化量を表すテーパー表記(TPF)や1インチあたりの変化量(TPI)のことで、インチ規格の機械加工(モーステーパーなど)でよく使われます。

角度は片側(勾配角)ですか、両側(テーパー角)ですか?

片側角度(勾配角)は中心軸と傾斜面のなす角度で、旋盤の刃物台を傾ける際の設定角度になります。両側角度(テーパー角)はその2倍(全体開口角)です。当計算ツールでは両方の角度を表示します。

入力したデータは保存されますか?

いいえ。すべての計算処理はお使いのブラウザ上で行われ、サーバーにデータが送信されることはありません。