位置度計算ツール(トゥルーポジション計算機)

無料の幾何公差・位置度計算ツール。実測座標(X, Y, Z偏差)を入力するだけで、トゥルーポジション(位置度)および最大実体公差(MMC)ボーナス公差を自動計算し、合否判定を行います。

808.1K 利用回数 更新日 · 2026-05-11 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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位置度計算ツールの使い方

この**位置度計算ツール(トゥルーポジション計算機)**は、三次元測定機(CMM)や三次元測定データの検査表評価ワークフローに対応しています。

  1. 2Dまたは3Dの選択 — 通常の平面位置度は2D(X, Y)を選択します。球状公差域や空間座標の場合は3D(X, Y, Z)を選択します。
  2. 理論位置(基準座標)の入力 — 図面に指示されている理論的に正確な寸法(枠囲み寸法)を入力します。
  3. 実測位置(測定座標)の入力 — 測定機や検査レポートで得られた実際の座標値を入力します。
  4. 指定公差値の入力 — 幾何公差指示枠(公差記入枠)に記載された位置度公差値(Ø)を入力します。
  5. (任意)MMCボーナス公差の入力 — 最大実体公差方式(Ⓜ記号)が指定されている場合、実測サイズに応じたボーナス公差を入力・追加します。
  6. 結果の確認 — 位置度(トゥルーポジション径)、偏差量、許容公差、および合否判定結果(合格 / 不合格)が表示されます。

計算式と理論 — 位置度(トゥルーポジション)の計算

当ツールは、ASME Y14.5 および ISO 1101 の幾何公差規格に準拠した標準的な計算式を採用しています。

ΔX  = 実測X - 理論X
ΔY  = 実測Y - 理論Y
ΔZ  = 実測Z - 理論Z   (3Dの場合)
位置度 = 2 × √(ΔX² + ΔY² + ΔZ²)
判定: 位置度 ≤ 指定公差 + ボーナス公差 の場合に「合格」
記号意味・説明
ΔX/Y/Z理論位置(基準寸法)からの各軸偏差
位置度 (TP)トゥルーポジション値(公差域の直径)
ボーナス公差MMC(最大実体公差)/ LMC により加算される公差

位置度と同軸度・同心度の違い

位置度は、従来の同軸度や同心度、対称度などの指定を統合・代替する最新かつ汎用性の高い幾何公差です。実体公差方式(MMC)やボーナス公差を適用できるため、部品の機能性と組み立て性を保ちながら製造コストを最適化できます。

位置度計算ツールの活用シーン

  • CMM(三次元測定機)検査 — 実測されたX・Y・Z座標の偏差から、幾何公差に適合する正確な位置度(直径値)を即座に算出。
  • 初動品検査・判定(FAI / AS9102 / PPAP) — 検査成績書作成時に迅速で正確な合否判定を実施。
  • 設計・品質評価 — 限界値付近の寸法において、MMCボーナス公差を含めた場合に合格範囲内へ収まるかを追検証。
  • 品質管理の教育・研修 — 座標偏差(半径ズレ)と位置度(直径公差域)の違いを分かりやすく解説・学習。
  • リバースエンジニアリング — 実物サンプルから測定した座標が理論位置からどの程度離れているかを数値化。
  • 検査ドキュメント作成 — 手計算による転記・計算ミスを防止し、品質保証チーム間でのデータ整合性を向上。

位置度計算ツールを活用することで、製造・品質検査現場における計算エラーを排除し、スムーズな合否判定と品質管理を実現します。

位置度計算ツール(トゥルーポジション計算機)についてのよくある質問

位置度計算ツールはどのように位置度を算出しますか?

理論位置(基準座標)からの実測偏差(ΔX, ΔY, ΔZ)を計算し、幾何公差の公式「位置度 = 2 × √(ΔX² + ΔY² + ΔZ²)」を適用します。算出された位置度直径と指定公差値を比較して合否判定を行います。

なぜ位置度の計算では2倍するのですか?

位置度公差は中心点からの円筒状(または球状)の公差域直径で定義されます。三平方の定理で求めた直線距離は「半径方向のズレ」であるため、直径換算するために2倍します。

最大実体公差(MMC)のボーナス公差も考慮できますか?

はい。穴や軸の実測サイズとMMC(最大実体公差方式)の基準値を入力することで、許容公差にボーナス公差を加算した有効公差で判定が可能です。

入力した測定データはサーバーに保存されますか?

いいえ。すべての計算処理はお使いのブラウザ内で行われるため、測定データや図面情報が外部サーバーに送信されることはありません。