縦断曲線計算機

道路の縦断曲線(バーチカルカーブ)の高程、K値、勾配差、中点縦距を計算。凸型・凹型の判定、PVI・PVT測点、任意測点の高程を即時算出します。

955.4K 利用回数 更新日 · 2026-05-10 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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縦断曲線計算機の使い方

縦断曲線計算機は、等接放物線型の縦断曲線の主要な測点と高程を計算します。

  1. 勾配と曲線長を入力 — 初期勾配 G₁(%)、終了勾配 G₂(%)、縦断曲線長 L(m または ft)を入力します。
  2. PVC の情報を入力 — 縦断曲線始点(PVC)の高程と測点を入力します。測点入力モードでは目標測点も指定できます。
  3. 結果を確認 — K値、勾配差 A、中点縦距、PVI・PVT の測点、凸型/凹型の判定、指定測点の高程と勾配が表示されます。
  4. 測点モードを切り替え — 「測点入力」では測点番号で位置を指定し、「PVC からの距離」では曲線始点からの水平距離で指定します。

公式と理論 — 縦断曲線計算機

縦断曲線計算機は、標準的な等接放物線の公式を用います。

A          = g₂ − g₁            (勾配差、%)
K          = L / |A|
測点_PVI   = 測点_PVC + L/2
測点_PVT   = 測点_PVC + L

PVC から距離 x における高程:
  y = y_PVC + (g₁/100) × x + A / (200 × L) × x²

中点縦距(Middle Ordinate):
  M = L × |A| / 800  (m または ft)
記号意味単位
g₁, g₂進入勾配・退出勾配
A勾配差 g₂−g₁
L縦断曲線長(VCL)m または ft
K勾配変化率m/% または ft/%
PVC縦断曲線始点
PVI勾配変化点
PVT縦断曲線終点
M中点縦距m または ft

AASHTO 最小 K 値の参考(停止視距)

設計速度凸型 K 最小凹型 K 最小
50 km/h79
80 km/h2623
100 km/h5137
120 km/h9954

※ 日本国内の道路設計では道路構造令の縦断曲線半径・曲線長基準を適用してください。

活用シーン — 縦断曲線計算機

縦断曲線計算機は、土木技術者、学生、測量技術者の現場で役立ちます。

  • 道路・高速道路の縦断設計 — 新設・改築道路の縦断曲線レイアウトと K 値の照査(AASHTO や道路構造令との比較)。
  • 土木工学の学習 — 縦断線形設計の演習問題をステップごとに確認し、手計算を即座に検証。
  • 既存道路の改修評価 — 舗装補修計画時に、既設縦断曲線が現行基準を満たすか確認。
  • 宅地開発の整地設計 — アプローチや駐車場の勾配変化を滑らかにし、バリアフリー基準への適合を検討。
  • 鉄道軌道の縦断設計 — 鉄道線形でも同じ放物線公式を用いるが、K 値の制限は鉄道基準に従う。
  • 測量・施工前の照合 — 野帳や設計図の高程・測点データを現場作業前にクロスチェック。

縦断曲線計算機についてのよくある質問

道路設計における縦断曲線とは何ですか?

縦断曲線(バーチカルカーブ)は、2つの縦断勾配(前後の勾配)を滑らかにつなぐ放物線状の緩和曲線です。勾配変化点で急激に勾配が変わるのを避け、走行時の衝撃を緩和し、視距を確保して乗り心地を向上させます。

K値とは何ですか?

K = L / |A| です。L は縦断曲線長(m または ft)、A = g₂ − g₁ は勾配差(%)です。K値は、勾配が1%変化するのに必要な曲線長を表し、設計速度や視距に応じた最小K値が AASHTO や道路構造令などの設計基準で定められています。

縦断曲線計算機では何が計算できますか?

任意測点の高程、測点での勾配、勾配差 A、K値、中点縦距、PVI(勾配変化点)と PVT(縦断曲線終点)の測点、凸型・凹型の判定、測点が曲線内かどうかの判定ができます。

凸型と凹型の縦断曲線の違いは何ですか?

凸型(山型)は A < 0(勾配が減少、上りから下りへ)で、視距確保が主な設計制約です。凹型(谷型)は A > 0(勾配が増加、下りから上りへ)で、夜間のヘッドライト照射距離などが制約になります。最小K値も曲線の種類ごとに異なります。

入力したデータは保存されますか?

いいえ。すべての計算はブラウザ内で行われ、サーバーへデータが送信されることはありません。