足関節上腕血圧比(ABI)計算ツールの使い方
医療機関などで測定した左右の上腕と左右の足関節の収縮期血圧を使って、足関節上腕血圧比(ABI)計算ツールを利用します。4つの血圧をmmHgで入力してください。左右の上腕収縮期血圧の高い方を左右の足関節の分母として、左ABI、右ABI、平均ABIを表示します。
片方の上腕血圧しかない場合は、左右の上腕に同じ値を入力してください。足関節の複数の動脈で血圧を測定した場合は、測定を行った施設の手順または医療専門職が指定する値の採用方法に従ってください。
ABI計算ツールの計算式と理論
中心となる計算式は次のとおりです。
ABI = 足関節の収縮期血圧 ÷ 左右の上腕収縮期血圧のうち最も高い値
ABI(足関節上腕血圧比)は、足関節の収縮期血圧と上腕の収縮期血圧を比べる指標です。足首の血圧が腕に比べて低い場合、腕から足へ向かう動脈の狭窄や閉塞によって血圧が低下している可能性があります。そのため、ABIは末梢動脈疾患(PAD)のスクリーニングや下肢の血管評価で用いられます。
ABIが非常に高い場合も注意が必要です。動脈が石灰化したり硬くなったりすると、カフの測定で正常に圧迫できないことがあります。そのため、この計算ツールでは低値と高値の両極端に対して注意表示を行います。表示結果は教育目的の参考情報であり、確定診断ではありません。
足関節上腕血圧比(ABI)計算ツールの活用場面
血管スクリーニング、糖尿病に伴う足のリスク確認、喫煙に関連する血管リスクの検討、間欠性跛行などの下肢症状後のフォローアップで、血圧の比率から末梢動脈疾患(PAD)を学ぶ際に利用できます。
ABIは、症状だけでは分かりにくい下肢の血流状態を理解する手がかりになります。ただし、このフロントエンドツールは教育目的であり、資格を持つ医療専門職による測定、臨床判断、診療を代替するものではありません。症状や検査結果について心配がある場合は、医療機関に相談してください。