Alvaradoスコア計算機の使い方
各Alvarado項目について「はい」または「いいえ」を選択してください。Alvaradoスコア計算機は、痛みの移動、食欲不振、悪心・嘔吐、反跳痛、発熱、白血球の左方移動を各1点、右下腹部圧痛と白血球増多を各2点として加算します。
合計点は、低リスク・中間リスク・高リスクの目安に分類されます。高いスコアは早急な外科的評価を検討する材料となり、中間スコアでは経過観察、画像検査、再評価などが検討されます。
この計算機は、救急外来などでの構造化されたトリアージや症例検討を補助するものです。妊娠、小児、高齢者、非典型的な症状、画像所見、診察結果などによって判断は変わるため、スコアだけで自己診断したり受診の要否を決めたりしないでください。
計算式と原理 — Alvaradoスコア計算機
Alvaradoスコア計算機は、次の計算式またはスコアリングルールを使用します。
スコア = 痛みの移動 + 食欲不振 + 悪心・嘔吐 + 2×右下腹部圧痛 + 反跳痛 + 発熱 + 2×白血球増多 + 白血球の左方移動
Alvaradoスコアは、急性虫垂炎が疑われる患者の診断予測に用いられる臨床予測スコアです。症状、腹部の身体所見、体温、白血球に関する血液検査所見を組み合わせます。
右下腹部圧痛と白血球増多をそれぞれ2点とするのは、原法でこれらの所見に大きな重みが置かれているためです。合計点は最高10点です。
低いスコアでも急性虫垂炎を完全に除外できず、高いスコアでも手術が必要と確定するわけではありません。確率を整理するための道具であり、医師の診察・検査や診断に代わるものではありません。
Alvaradoスコア計算機の使用場面
Alvaradoスコア計算機は、次のような場面で役立ちます。
- 救急医学や外科・消化器外科の教育で、急性虫垂炎のスコアリングを学ぶ
- 診療録に記載されたAlvaradoスコアと、各陽性所見を照合する
- どの所見が患者を低リスクから中間リスクへ移すのかを確認する
- 画像検査や外科コンサルトの前に、症例検討を整理する