チャールソン併存疾患指数(CCI)計算ツールの使い方
本計算ツールは、患者の年齢と該当する併存疾患を選択するだけで、**チャールソン併存疾患指数(Charlson Comorbidity Index / CCI)**を素早く計算できる医療・研究用シミュレーターです。
- 年齢の入力: 患者の年齢を入力します(50歳以上から10歳ごとに年齢加算点数が付与されます)。
- 併存疾患の選択: 心筋梗塞、糖尿病、脳血管障害、固形腫瘍など、該当する慢性疾患の項目にチェックを入れます。転移性悪性腫瘍やAIDSなど重度の疾患には、高い重み付け点数(6点など)が割り当てられています。
- 計算結果の確認: 疾患スコア小計、年齢加算点、CCI総合スコア、およびモデル化された**1年生存率(死亡リスク指標)**が自動的に表示されます。
チャールソン併存疾患指数の計算式と評価方法
チャールソン併存疾患指数(CCI)は、臨床研究や医療現場で幅広く使用されるリスク評価指標であり、以下の基本式に基づいて算出されます。
CCI 総合スコア = 併存疾患の重み付け合計点 + 年齢加算点
点数の配分基準
- 1点項目: 心筋梗塞、うっ血性心不全、末梢血管疾患、脳血管障害、認知症、慢性肺疾患(COPD)、膠原病、消化性潰瘍、軽度肝疾患、糖尿病(合併症なし)
- 2点項目: 偏麻痺、中等度〜重度腎疾患、糖尿病(器官障害あり)、固形腫瘍、白血病、悪性リンパ腫
- 3点項目: 中等度〜重度肝疾患
- 6点項目: 転移性悪性腫瘍、AIDS(後天性免疫不全症候群)
年齢加算点(Age adjustment)
- 50歳未満: 0点
- 50〜59歳: 1点
- 60〜69歳: 2点
- 70〜79歳: 3点
- 80歳以上: 4点
合計スコアが高いほど併存疾患の負荷が大きく、長期的な予後や生存率への影響が懸念されます。なお、表示される1年生存率・死亡リスク値は統計モデルに基づく推計値であり、個別患者の決定的な診断・予後予測に代わるものではありません。
チャールソン併存疾患指数(CCI)の主な活用シーン
- 臨床研究・疫学調査: 背景患者の併存疾患負荷(コモディティ)を標準化し、共変量調整やリスク調整を行う際。
- 症例検討・リスク評価: 患者の併存疾患の多様性や全身状態の複雑さを定量的に比較・評価する際。
- 医療資源の適正化: 入院期間や周術期合併症リスクのスクリーニング指標としての活用。