フリッカー対策シャッタースピード計算機の使い方
LED照明や蛍光灯の下で写真を撮る前に、フリッカー対策シャッタースピード計算機を使ってください。照明の明滅周期に合いやすいシャッター速度を探すことで、写真の横縞、ちらつき、露出や色のむらを抑える目安になります。
- 撮影場所の電源周波数を選びます。日本では東日本が主に50Hz、西日本が主に60Hzです。撮影地や照明の仕様が分からない場合は、両方で候補を確認して試写してください。
- 使用できる最も遅い・最も速いシャッター速度の分母を入力します。たとえば「30」と「1000」は、1/30秒から1/1000秒の範囲です。
- 撮影設定を確認するためISOを入力します。ISOはフリッカーの周期計算には影響しませんが、推奨シャッター速度で適正露出にできるかを判断できます。
- 表示された推奨シャッター速度から選び、実際の照明でテスト撮影します。必要ならカメラのフリッカー低減・フリッカーレス撮影機能も併用してください。
計算式と仕組み:フリッカー対策シャッタースピード
フリッカー対策シャッタースピード計算機では、次の計算モデルを使います。
フリッカーを抑えやすい露光時間 ≈ k /(2 × 照明周波数)
候補のシャッター速度 = 1 / 露光時間
選択したシャッター速度の範囲内だけを表示
人工照明の多くは電源周期、またはその2倍の周期で明るさが変化します。露光時間が半周期の整数倍をまたぐと、画面の一部だけが明るい・暗い瞬間を記録しにくくなります。この計算機は1/(2f)の倍数を基準に候補を探し、入力した範囲に収まるフリッカー対策シャッタースピードを表示します。
前提と注意点
LED照明のドライバー、調光器、看板・モニター、電子シャッターやローリングシャッターでは、商用電源の50Hz・60Hzだけでは説明できない高周波フリッカーが起きることがあります。計算結果は万能な保証ではないため、必ず被写体と照明の組み合わせで試し撮りし、横縞や色むらを拡大表示して確認してください。
フリッカー対策シャッタースピード計算機の活用例
- LED照明・蛍光灯のある室内イベントやライブ会場で、写真の横縞を抑えたいとき。
- オフィス、倉庫、店舗の商品撮影で、均一な明るさの写真を撮りたいとき。
- 東日本の50Hz地域と西日本の60Hz地域を移動して撮影するとき。
- 1/100秒や1/120秒など、照明周期に合わせたシャッター速度を撮影前に比較したいとき。