NNT計算ツールの使い方
介入群(治療群)と対照群のイベント発生率を入力してください。入力値には「0.08」のような小数表記、または「8%」を表す「8」のようなパーセント表記のどちらでも入力可能です(1を超える数値はパーセンテージとして自動解析されます)。
介入群のイベント発生率が対照群より低い場合、計算結果は治療効果を表す NNT(治療必要数) として表示されます。逆に介入群の発生率が高い場合は、治療に伴う害や副作用の程度を示す NNH(害必要数) が表示されます。なお、両群の発生率が同等の場合は絶対リスク差がゼロとなるため、有限の計算結果は得られません。
NNT(治療必要数)の計算式と計算方法
NNT = 1 ÷ |対照群のイベント発生率 - 介入群のイベント発生率|
NNTは相対リスク(RR)ではなく、**絶対リスク減少率(ARR: Absolute Risk Reduction)**の逆数として求められます。絶対リスク差が大きいほどNNTの値は小さくなり(より少ない人数の治療で1件のイベントを回避できるため高効率)、リスク差がゼロに近いほどNNTは非常に大きな数値となります。
NNT計算ツールの活用事例・用途
- 臨床試験データの解釈: 臨床試験で得られたイベント発生率を、医療現場や患者説明で直感的に伝わりやすい「治療必要人数」に換算・評価する。
- 治療法の比較検討: 単なる相対的効果にとらわれず、絶対的なベネフィット(効果)に基づいて治療法の優先度や実効性を評価する。
- 医療統計・EBM(エビデンスに基づく医療)の実践: 1件の予防目標(死亡、発症、再発防止など)を達成するために必要な対象患者数を定量的に可視化する。