パリティビット計算機の使い方
パリティビット計算機は、2進数データに1ビットを付加して、偶数または奇数という決めたパリティを満たすコードワードを作るツールです。
- 2進数のデータワードを入力します。読みやすさのための空白は使用できますが、検証前に除去されます。
- 最終コードワード中の
1の個数を偶数にしたい場合は、偶数パリティを選びます。 - 最終コードワード中の
1の個数を奇数にしたい場合は、奇数パリティを選びます。 - パリティビット、付加後のコードワード、最終的な
1の個数を確認します。
通信規格や装置によっては、パリティビットを右端ではなく別の位置に置く場合があります。実装時は対象のプロトコル仕様を確認してください。
パリティビットの計算式
データ中の 1 の個数を $n$ とすると、パリティビットは次のように求められます。
n = データ中の1ビットの個数
偶数パリティビット = n mod 2
奇数パリティビット = 1 − (n mod 2)
偶数パリティでは、データ中の 1 が奇数個なら 1 を付加し、偶数個なら 0 を付加します。奇数パリティではその逆になり、パリティビットを含めた 1 の総数が奇数になります。
パリティチェックは、送信側が1ビットを追加し、受信側が 1 の個数を数え直す基本的な誤り検出法です。多くの1ビット誤りを検出できますが、誤ったビットの位置を特定・訂正することはできません。また、偶数個のビットが反転する誤りは検出できないことがあります。
パリティビット計算機の活用例
- シリアル通信の学習 — UARTなどの偶数・奇数パリティの例を確認する。
- 2進数・コンピュータ構成の演習 — ビット列、剰余、排他的論理和の関係を学ぶ。
- 誤り検出の導入 — チェックサム、CRC、ECCを学ぶ前に基本的な検出方式を理解する。
- 小さなコードワードの検算 — 実験ノートや教材のビット列を手作業で確認する。
パリティビットは軽量な検出手段ですが、完全な誤り検出や訂正を保証するものではありません。必要な信頼性に応じて、CRCやECCなど適切な方式を選択してください。