パークランド法計算ツール

パークランド法を用いて、熱傷初日(24時間)の初期輸液量と最初の8時間・次の16時間の配分を学習用に概算します。

871.2K 利用回数 更新日 · 2026-05-25 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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パークランド法計算ツールの使い方

パークランド法計算ツールは、体重(kg)と熱傷面積(%TBSA)から、熱傷後24時間の初期輸液量の目安を求める教育用ツールです。体重と熱傷面積を入力すると、24時間の合計、最初の8時間、次の16時間の理論上の配分が表示されます。時間は通常、病院到着時刻ではなく受傷時刻から数えます。

これは学習・計算過程の確認だけに使ってください。患者本人、家族、介護者、または医療者以外の人が、この結果をもとに輸液を開始・中止・増減したり、搬送を遅らせたりしてはいけません。

パークランド法の計算式

24時間輸液量 = 4 × 体重(kg)× 熱傷面積(%TBSA)
最初の8時間 = 24時間輸液量 ÷ 2
次の16時間 = 24時間輸液量 ÷ 2

パークランド法は、重症熱傷に対する晶質液の初期蘇生量の目安として知られる式です。熱傷面積と体重を用いていますが、実際の熱傷治療では尿量、末梢灌流、血圧、呼吸状態、年齢、受傷機転、気道熱傷、併存外傷、既往、現地の診療手順などを継続的に評価します。日本の熱傷診療ガイドラインでも輸液量は尿量および生理学的反応を指標として調整されます。

自己判断で補液計画を作らないでください

この式は個人向けの処方や輸液ポンプ設定を決めるものではありません。熱傷の深さ・範囲の評価自体が専門的であり、小児、高齢者、電撃傷、化学熱傷、吸入損傷、腎・心疾患などでは特に個別評価が必要です。医療機関では、熱傷専門チームまたは救急医療者が患者の反応を見ながら補液を調整します。

熱傷の緊急対応

広範囲のやけど、顔・首・手・足・会陰部のやけど、皮膚が白色・黒色で痛みを感じにくい深い熱傷、化学熱傷、電撃傷、火災や密閉空間での受傷、煙を吸った可能性、声のかすれ、すす、息苦しさ、意識の異常がある場合は、直ちに救急対応が必要です。日本では 119 など地域の救急サービスへ連絡してください。

応急手当では、危険な場所から離れ、衣服が皮膚へ張り付いている場合は無理にはがさず、患部を清潔に保護します。広範囲の熱傷では、過度の冷却は低体温の原因になり得ます。薬、氷、民間療法の物質を患部へ付けず、救急指令員・医療者の指示に従ってください。

活用例

  • 救急・熱傷医療の教育で、体重・%TBSA・時間配分の関係を学ぶ。
  • シミュレーションや症例検討で、式による初期概算を確認する。
  • 専門家の指導下で、手計算や記録の計算過程を照合する。

実際の熱傷患者の補液計画、トリアージ、搬送、治療には使用せず、直ちに救急・熱傷専門の医療者へ引き継いでください。

パークランド法計算ツールについてのよくある質問

パークランド法計算ツールは入力内容を保存しますか?

いいえ。計算はブラウザ内で実行され、入力内容がサーバーへ送信されることはありません。

パークランド法計算ツールは医療者の判断の代わりになりますか?

いいえ。これは数式に基づく教育・参考ツールです。実際の熱傷補液、搬送、治療の判断は、必ず救急・熱傷の有資格医療者と地域の診療手順に従ってください。