PCBインピーダンス計算ツール

PCBインピーダンス計算ツールは、マイクロストリップ、ストリップライン、コプレーナ、差動構造の伝送線路インピーダンスを一般的な近似式で見積もります。

947.2K 利用回数 更新日 · 2026-05-21 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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PCBインピーダンス計算ツールの使い方

  • 基板形状に合う伝送線路の種類を選びます。マイクロストリップ、ストリップライン、コプレーナ導波路、または差動構造から選択できます。
  • 比誘電率 Er、誘電体厚 H、配線幅 W、銅箔厚 T、間隔 S を入力します。長さの単位は一貫してそろえてください。
  • 50 Ω、90 Ω、100 Ω などの目標インピーダンスを設定し、最初の配線幅の目安を確認します。
  • 特性インピーダンス、実効比誘電率、伝搬速度、遅延時間を比較します。いずれも製造承認前の層構成検討用の概算として扱ってください。

PCB特性インピーダンスの式と考え方

マイクロストリップの例:
Z0 = (60 / √εeff) × ln(8H/W + W/(4H))  (W/H ≤ 1)
εeff ≈ (Er + 1)/2 + (Er - 1)/(2 × √(1 + 12H/W))

差動の概算:
Zdiff ≈ 2 × Z0 × 結合係数(S/H)

特性インピーダンスは、配線の幅・厚さ、基準面までの距離、誘電体の特性によって決まります。一般に配線幅を広くするとインピーダンスは低くなり、誘電体が厚いと高くなり、比誘電率が高いと伝搬速度は低下します。

このツールは閉形式の近似式で計算します。コプレーナ導波路と差動配線の結果は簡略化した概算であり、公差が厳しい設計では電磁界ソルバーの代わりにはなりません。

近似結果と製造仕様について

ソルダーマスク、銅箔粗さ、エッチング後の台形断面、ガラスクロス、めっき、製造工程の公差はいずれも実際のインピーダンスを変動させます。実装する基板では、基板メーカーが提示する層構成(スタックアップ)、材料のDk、配線幅・層間厚の製造許容差、インピーダンスコントロールの目標値と許容差を優先してください。最終的な値はメーカーの計算・テストクーポン・検査結果で確認する必要があります。

PCBインピーダンス計算ツールの活用例

  • 50 ΩのRF配線に向けた初期スタックアップ検討。
  • レイアウト制約を作成する前の、90 Ω USBや100 Ω Ethernet/LVDS差動配線の概算。
  • 誘電体厚や配線幅の変更が特性インピーダンスへ与える影響の比較。
  • 基板メーカーとの仕様相談に向けた、おおまかな目標インピーダンスの準備。

本ツールの結果は、設計検討の出発点として使用し、量産・高周波・高速信号の最終仕様は必ず基板メーカーとすり合わせてください。

PCBインピーダンス計算ツールについてのよくある質問

PCBインピーダンス計算ツールは何を計算しますか?

マイクロストリップ、ストリップライン、コプレーナ導波路、差動構造について、PCB伝送線路のインピーダンスを一般的な近似式で見積もります。

結果を最終設計値として使えますか?

高速な概算や設計初期の検討に使えますが、最終値は基板メーカーの層構成、材料データ、インピーダンス制御仕様で確認してください。

入力したデータは保存されますか?

いいえ。計算はすべてブラウザ内で行われ、データがサーバーに送信されることはありません。