フィリピン所得税計算ツールの使い方
このフィリピン所得税計算ツールは、フィリピンの個人所得税を大まかに見積もるための学習・予算検討用ツールです。フィリピンで働く給与所得者、フリーランス、採用担当者が、給与の税引後金額を比較するときに使えます。
- 収入額を入力し、年収か月収かを選びます。月収を選ぶと年間換算します。
- 控除として扱う金額がある場合は、控除可能額に入力します。
- 13か月目給与・ボーナスを入力し、90,000ペソを超える部分を課税所得に含めるかを選びます。
- 年間総所得、年間課税所得、年額・月額の所得税、税引後所得、限界税率、実効税率を確認します。
BIR累進税率による概算
この計算は、BIRの個人所得税に関する累進税率を前提にした簡易モデルです。
年間所得 = 月収 × 12(収入期間が月収の場合)
ボーナスの課税対象額 = max(0, 13か月目給与 − 90,000)
課税所得 = max(0, 年間所得 + 課税対象ボーナス − 控除額)
| 課税所得(PHP) | 税額の概算 |
|---|---|
| 250,000以下 | 0% |
| 250,000超〜400,000以下 | 250,000超過分の15% |
| 400,000超〜800,000以下 | 22,500 + 400,000超過分の20% |
| 800,000超〜2,000,000以下 | 102,500 + 800,000超過分の25% |
| 2,000,000超〜8,000,000以下 | 402,500 + 2,000,000超過分の30% |
| 8,000,000超 | 2,202,500 + 8,000,000超過分の35% |
限界税率は最後に得た1ペソに適用される税率、実効税率は総所得に対する税額の割合です。両者は同じではありません。
税制の変更と利用上の注意
フィリピンの税制、BIRの様式・通達、控除・免税の要件は変更されることがあります。このページの税率・13か月目給与の取り扱いは一般的な概算用であり、常に最新の制度を反映する保証はありません。申告や給与計算の前には、BIRの公式サイト、最新の公式資料、雇用主の給与担当部門で必ず確認してください。
SSS、PhilHealth、Pag-IBIGの拠出、源泉徴収の調整、自己雇用者向けの任意8%税率、居住者区分、国外所得、雇用形態による違いなどは、この計算には含まれません。したがって、表示額を納付額、還付額、法的な申告額として使わないでください。
本ツールは税務・法律・投資に関する助言ではありません。複数の所得源がある場合、居住性やビザに関係する場合、期限や申告方法に不安がある場合は、BIRまたはフィリピンの資格を持つ税務専門家に相談してください。
活用例
- 求人・転職時に、総支給額と税引後給与の目安を比べる
- 年末前に、年間収入とボーナスを含めた概算を確認する
- フリーランスの年間予算に税金の見込み額を織り込む
- 13か月目給与が概算に与える影響を学ぶ
条件を変えて複数回試算し、最終判断には最新の公式情報と個別の専門的助言を利用してください。