リレー計算ツール

リレー計算ツールを使って、コイル電流、コイル消費電力、負荷電力、推奨接点容量(定格電流)を簡単にシミュレーション計算。電子工作や制御回路のリレー選定に役立ちます。

950.1K 利用回数 更新日 · 2026-05-20 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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リレー計算ツールの使い方

リレー計算ツールは、電子回路、FA自動化、自動車電装、家電製品、小型機械制御などの回路設計において、リレーを選定する際の基本的な電気パラメーターを素早く試算するためのシミュレーターです。

リレーのコイル電圧コイル抵抗を入力すると、駆動に必要なコイル電流およびコイル消費電力が算出されます。続いて、遮断・通電する負荷電圧負荷電流負荷の種類安全率(ディレーティング係数)を指定することで、負荷電力と**推奨接点容量(推奨定格電流)**を提示します。

すでに使用を検討しているリレーがある場合は、そのリレーの**接点定格 (A)**を入力してください。ツールが推奨容量と自動比較し、十分なマージンがあるかを一目で判定します。なお、この簡易チェックをパスした場合でも、実際の設計では定格電圧(AC/DC)、接点材質、開閉頻度、周囲温度、保護構造、規格認証などを総合的に評価する必要があります。

負荷の種類選びは非常に重要です。ヒーターなどの「抵抗負荷」は比較的スムーズに開閉できますが、モーター、ソレノイド、ランプ、大容量コンデンサなどの「誘導負荷・突入電流負荷」は、接点に強いアーク放電や過大電流が発生し、溶着や摩耗の原因となります。そのため、大きな安全率を適用し、定格に十分な余裕をもったリレー選定が求められます。

計算式と理論 - リレー計算

リレー計算ツールでは、オームの法則および電力の基本公式を使用しています。

コイル電流 Icoil = Vcoil / Rcoil
コイル消費電力 Pcoil = Vcoil × Icoil
コイル消費電力 Pcoil = Vcoil² / Rcoil
負荷電力 Pload = Vload × Iload
推奨接点容量 = Iload × 安全率

コイル側の計算(駆動回路の設計)

コイル計算では、リレーの駆動回路(トランジスタ、MOSFET、マイコンのドライバIC、電源など)が供給すべき電流値を求めます。たとえば、コイル電圧 12 V、コイル抵抗 400 Ω の場合、コイル電流は 0.03 A(30 mA)、コイル消費電力は約 0.36 W となります。これにより、ドライバ素子の選定や発熱対策を事前に行うことができます。

接点側の計算(負荷回路の選定)

接点側の計算では、単に定常時の負荷電流をそのまま適用するのではなく、安全率を掛け合わせた推奨接点容量を算出します。例えば負荷電流 3 A に対して安全率 1.5 を選択した場合、少なくとも 4.5 A 以上の接点定格を持つリレーが推奨されます。モーターやソレノイドなどのリアクティブ負荷では、より大きなディレーティングと、負荷種別に適合した接点仕様のリレー選定が必要です。

リレー計算ツールの活用シーン

リレー計算ツールは、以下のようなさまざまな場面でご活用いただけます。

  • 電子工作・プロトタイピング: Arduino や Raspberry Pi、ESP32 などのマイコンボードからリレーモジュールを駆動する際の電流・電力試算
  • 制御盤・FA設計: シーケンサ(PLC)の出力ユニットやリレーボードの接点容量・コイル負荷計算
  • 自動車電装品カスタマイズ: フォグランプ、ホーン、ファン、燃料ポンプなどの追加リレー回路設計
  • 設備・機器メンテナンス: 故障したリレーの交換品選定や定格アップグレードの検討

仕様書(データシート)の細部を確認する前の初期チェックとして本ツールをお役立てください。なお、商用電源(100V/200V)や高電力機器、安全重視の回路に使用する場合は、最終的な設計判断として必ずメーカーの正式なカタログデータ、耐熱仕様、各種安全規格をご確認ください。

リレー計算ツールについてのよくある質問

リレー計算ツールでは何が計算できますか?

リレー駆動に必要なコイル電流とコイル消費電力、スイッチングする負荷側の消費電力、負荷の種類や安全率に応じた推奨接点容量(推奨定格電流)、検討中リレーの適合判定が計算できます。

AC(交流)とDC(直流)のどちらのリレーにも対応していますか?

はい。基本的オームの法則に基づいた計算を行っているため、DCおよび一般的なACリレーの一次選定に対応しています。ただし、実際のACコイルやリアクティブ負荷ではメーカーのデータシートや過渡応答、突入電流耐性をご確認ください。

安全率(ディレーティング)はどのように設定すべきですか?

ヒーターなどの純抵抗負荷では1.25程度、一般的用途では1.5、モーター・ソレノイドなどの誘導負荷やランプ・容量性負荷では突入電流を考慮して2.0以上を設定するのが推奨されます。

入力した計算データは保存・送信されますか?

いいえ。すべての数値計算はお使いのブラウザ上でローカルに実行され、外部サーバーに送信・保存されることは一切ありません。