SOFAスコア計算ツールの使い方
SOFAスコア計算ツール(Sequential Organ Failure Assessment)は、ICUや高度医療現場における6つの臓器系の障害程度を客観的に評価するための自動計算ツールです。敗血症の診断基準(Sepsis-3)や予後予測における重要指標として活用されます。以下の手順で入力してください:
- PaO2/FiO2比(酸素化指標)と人工呼吸支援の有無を入力します
- 血小板数、ビリルビン値、循環作動薬の投与区分、GCS(意識レベル)、クレアチニン値、尿量を入力します
- 合計スコアだけでなく、各臓器別のサブスコア(0〜4点)を確認します
- 臨床評価においては単一時点の値だけでなく、時間経過に伴うSOFAスコアの推移を比較・追跡します
計算式と理論 — SOFAスコア計算
SOFAスコア計算では、以下の評価基準および合算ロジックに基づき算出を行います:
SOFA合計スコア = 呼吸器系スコア + 凝固系スコア + 肝機能スコア + 循環器系スコア + 中枢神経系スコア + 腎機能スコア
※ 各臓器系は 0点〜4点 で評価され、合計は 0点〜24点 となります。
※ 腎機能スコアは、クレアチニン値と尿量の両方が入力された場合、より重症度(点数)が高い方を採用します。
SOFAスコアは特定の疾患名ではなく、多臓器障害の重症度を定量化する指標です。同じ合計点数であっても障害の起きている臓器の組み合わせが異なるため、総合点とあわせて各臓器の個別スコアパターンを分析することが重要です。
SOFAスコア計算ツールの主な活用シーン
SOFAスコア計算ツールは、主に以下のような状況で活用されます:
- 敗血症(Sepsis-3)の診断補助・臓器障害評価: 感染症疑い患者における臓器障害の増悪(SOFA 2点以上上昇)の確認。
- ICU・高度治療室での病態追跡: 時間経過に伴う全身状態の悪化や改善傾向のモニタリング。
- 重症度の要因分析: どの臓器系の障害が全体のスコア上昇に大きく寄与しているかの特定。