年齢調整Dダイマー計算機の使い方
- 患者の年齢を年単位で入力します。
- Dダイマー値を ng/mL FEU、または使用するカットオフ値の単位規約に合わせて入力します。
- 入力値が年齢調整カットオフ値を上回るか、下回るかを確認します。
年齢調整Dダイマー計算機の公式と原理
年齢調整Dダイマー計算機では、次の基本公式を使用します。
カットオフ値 = 年齢 × 10 ng/mL(年齢 > 50歳)
カットオフ値 = 500 ng/mL(年齢 ≤ 50歳)
Dダイマーは加齢に伴って上昇しやすいため、固定の 500 ng/mL カットオフ値では高齢者で偽陽性が増えることがあります。年齢調整法では、50歳以下の患者には 500 ng/mL を使い、50歳を超える患者には年齢に 10 を掛けた値を使います。このページの式は FEU を前提とした年齢調整の目安です。検査試薬・測定法によって単位や基準が異なるため、施設で指定された単位とカットオフ値を優先してください。
この調整は、適切な検査前臨床的確率の評価を行った後の診断プロトコルでのみ使用するものです。DVT(深部静脈血栓症)や PTE(肺血栓塞栓症)を診断したり、単独で除外したりするためのルールではありません。症状がある場合や判断に迷う場合は、医療専門家に相談してください。
年齢調整Dダイマー計算機の使用例
- 高齢患者のDダイマー結果を年齢調整カットオフ値と比較する。
- Dダイマーの解釈に先立って、検査前臨床的確率を評価する必要性を学ぶ。
- Dダイマー値が 500 ng/mL を超えていても、年齢調整カットオフ値以下となる場合の説明に役立てる。