ファガストロームニコチン依存度テストの使い方
**ファガストロームニコチン依存度テスト(FTND)**は、喫煙者の身体的ニコチン依存症の程度を点数化して評価するためのセルフチェックツールです。本計算ツールは6つの標準的な質問項目に基づいており、タバコにかかるコストや健康リスクではなく、喫煙のタイミング、喫煙本数、禁煙時の我慢の難しさなどの習慣パターンを評価します。
起床後の最初の喫煙タイミング、禁煙場所での我慢の可否、最もやめにくいタバコ、1日の喫煙本数、午前中の喫煙頻度、体調不良時の喫煙の6項目について、現在の状況に最も近い選択肢を選んでください。禁煙への取り組みを始めていて直近で習慣が変化した場合は、評価したい時点での喫煙パターンを選択します。
各選択肢には定められた配点があり、合計スコアは10点満点で算出され、依存度が「低」「中等度」「高」の3段階に分類されます。手動による重み付けや自由記述の入力は不要で、選択するだけで即座に点数が計算されます。
計算式と理論 - ファガストロームニコチン依存度テスト
ファガストロームニコチン依存度テストのスコア算出には、以下の計算式(得点ルール)が用いられます。
ファガストロームスコア = 6つの質問項目の獲得ポイントの合計
合計点数が高いほど、身体的なニコチン依存が強く、禁煙にあたってニコチン製剤(禁煙補助薬)の利用や禁煙外来などの体系的な支援を検討する目安となります。なお、このスコアは身体的依存度を測定するものであり、本人の禁煙意欲や心理的状態、モチベーションを直接評価するものではありません。
依存度スコアは禁煙カウンセリングの強度を設定する指標となりますが、薬物療法の適応や心理的サポートの必要性などを包括的に判断するための1つの要素として活用されます。
ファガストロームニコチン依存度テストの活用場面
ファガストロームニコチン依存度テストは、以下のようなシーンで特に役立ちます。
- 禁煙を始める前の現状の依存度チェック(ベースライン評価)
- 禁煙外来やカウンセリング受診時の事前セルフチェック
- ニコチン依存の仕組みや質問紙評価の学習
- 禁煙補助薬(ニコチンパッチやガム等)の使用を医師と相談する際の判断材料
本ツールでの測定スコアを禁煙計画の第一歩としてご活用ください。起床後すぐの喫煙が、なぜ日中の同じ1本の喫煙よりも高い依存度を示唆するのかなど、自身の喫煙習慣の特徴を把握するのに役立ちます。