マドレー判別関数計算ツール

患者および対照のプロトロンビン時間(PT)と血清総ビリリビン値からマドレー判別関数(Maddrey Discriminant Function: DF)を計算。アルコール性急性肝炎の重症度判定(DF 32基準)やステロイド治療適応のスクリーニングに役立ちます。

860.0K 利用回数 更新日 · 2026-05-25 ブラウザ内で処理 · アップロードなし
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マドレー判別関数計算ツールの使い方

患者のプロトロンビン時間(PT:秒)と検査室の対照プロトロンビン時間(Control PT:秒)を入力します。続いて測定対象(総ビリリビンまたは総胆汁酸)を選択し、その測定値(mg/dLまたはμmol/L)を入力してください。

計算実行後、算出されたマドレーDF値(Maddrey Discriminant Function)を重症度判定の閾値である「32点」と比較します。DF値が32以上の場合は重症アルコール性肝炎の可能性が高く、ステロイド治療の検討など速やかな臨床判断が求められます。32未満の場合でも、患者の全身状態や他の血液指標と合わせて総合的に評価することが重要です。

計算式と判定方法 - マドレー判別関数(Maddrey DF)

DF = 4.6 × (患者プロトロンビン時間 - 対照プロトロンビン時間) + 血清総ビリリビン値 (mg/dL換算)

マドレー判別関数は、血液凝固能の低下(プロトロンビン時間の延長)と黄疸・肝不全の程度(血清総ビリリビン上昇)を組み合わせた予後予測スコアです。PT延長時間の格差(患者PT - 対照PT)が大きいほど肝臓の蛋白合成能障害を示し、ビリリビン値が高いほど胆汁停滞や肝細胞障害の重篤度を反映します。なお、ビリリビン値をμmol/L単位で入力した場合、計算機内部で17.1で除算してmg/dL相当に変換した上で計算が行われます。

マドレー判別関数計算ツールの主な活用例

  • アルコール性肝炎患者が重症閾値(DF ≥ 32)を超えているかどうかの迅速な臨床スクリーニング
  • PT延長(凝固異常)とビリリビン上昇(黄疸)のどちらがスコア上昇に大きく寄与しているかの要因分析
  • 血清ビリリビン値が同程度であっても、プロトロンビン時間の違いによって予後・重症度リスクが大きく異なる理由の学習や解説

マドレー判別関数計算ツールについてのよくある質問

ビリリビン(Bilirubin)の単位はどちらを使用すべきですか?

原則としてmg/dL単位を使用します。μmol/Lで入力した場合は、本計算ツールが自動的に17.1で除してmg/dL相当に換算して計算します。

DF(判別関数)が32以上(DF ≥ 32)の意味は何ですか?

DF 32以上は、重症アルコール性肝炎(短期死亡リスクが高い状態)を示す重要な警戒シグナルです。ステロイド療法の適応検討など、慎重な臨床的評価が必要とされます。

ビリリビンの代わりに総胆汁酸(Bile Acid)を使用できますか?

古典的なマドレー判別関数では血清総ビリリビンを使用します。特定の臨床プロトコルで胆汁酸を使用する場合は、その旨を明記して数値を評価してください。