ティネッティ評価(POMA)計算ツールの使い方
各バランス評価項目および歩行評価項目を観察し、該当する点数を選択してください。バランス評価は坐位、立ち上がり、立位保持、外力・閉眼テスト、360度方向転換、着座など最大16点で構成されます。歩行評価は歩行開始、ステップの長さ・高さ、左右ステップの対称性・連続性、歩行経路の偏差、体幹の安定性、歩幅など最大12点で構成されます。
本計算ツールはバランスと歩行のスコアを自動集計し、28点満点の合計スコアと転倒リスクカテゴリ(18点以下:転倒リスク高、19〜23点:転倒リスク中、24点以上:転倒リスク低)を自動判定します。
ティネッティ評価の計算式と判定基準
Tinetti合計スコア = バランス評価スコア(最大16点) + 歩行評価スコア(最大12点)
ティネッティ評価(POMA: Performance-Oriented Mobility Assessment)は、高齢者や要介護者の姿勢制御機能(バランス能力)と歩行運動の質を客観的に評価する代表的な臨床アセスメントツールです。バランス項目の低スコアは移乗や立位保持の不安定さを表し、歩行項目の低スコアはすり足、歩行の途切れ、体幹動揺などの歩行障害・転倒因子を示唆します。
ティネッティ評価(POMA)の臨床活用シーン
- 高齢者医療・介護・リハビリ現場での転倒リスクスクリーニング: 入所・入院時や外来における転倒危険度の定量的評価。
- 理学療法・作業療法の介入効果判定: リハビリテーション開始前後のスコア変化を計測し、治療・訓練効果を客観的に比較検証。
- 歩行補助具や介護環境・見守り体制の最適化: 杖や歩行器の適応判断、手すり設置などの住宅環境整備、日常生活における介助レベルの選定。